いち早く内定をゲットしようと、早期選考が受けられる企業を探している人は多いと思います。
しかし、早期選考は水面下で行われるため、情報を集めるのは非常に困難です。
そこで本記事では、日系大手メーカーで新卒の早期選考を担当していた元人事が、早期選考がある企業の探し方と企業一覧をご紹介します。
・早期選考がある企業一覧(78社)
・早期選考がある企業の探し方5選
・早期選考している企業の割合
目次
企業の4割以上が早期選考している!
早期選考は、「一部の企業だけが特別に行っているもの」ではありません。
広報解禁の3月より前にES選考・面接を実施している企業は、なんと全体の4割以上。
上場企業だけでも1,500社以上で早期選考が行われています。
しかし、早期選考は秘密裏に行われるため、採用サイトや、マイナビ・リクナビ等では公開されません。
早期選考を受けるには、前年度のクチコミを参考にしながら自らアクションを起こし、いち早く企業とコンタクトをとっていくしかないのです。
ただ、一社ずつ自力で調べていくのは非現実的。
このあと紹介する「早期選考がある企業&選考時期一覧」と「早期選考がある企業の探し方5選」を参考にして、効率よく早期選考のチャンスをつかみましょう!
本選考までにどれだけ行動するかが、就活の命運を分けますよ。
関連記事:早期選考のメリットとは?受かりやすいって本当?元人事が本音で解説
今すぐ早期選考にエントリーするなら「チアキャリア」
今すぐ早期選考している企業を見つけるなら、ベンチャー・成長企業に特化した就活サイト「チアキャリア」がオススメです。
チアキャリアの企業検索ページでは、26卒・27卒・28卒を対象とした募集を一気に探せるため、今すぐ早期選考にエントリーできます。
なんと、2024年5月末の時点で26卒の募集が171件もヒットしました!
勤務地・業種・職種などの条件やフリーワードからでも検索できるので、自分の希望条件にあう企業を簡単に見つけられますよ。
またチアキャリアでは、ベンチャー・成長企業からのスカウトも受け取れるため、最速・最短での内定が目指せます。
ベンチャーに特化した就活サイトのため、「大手企業しか興味ない!」という方にはオススメできませんが、「面接練習のために早期選考を受けてみたい」「早く内定獲得して安心したい」「ベンチャーにも興味がある」という方はぜひ登録してみましょう!
早期選考がある企業&選考時期一覧【業界別78社】
就活クチコミサイトにて、早期選考があることを確認できた78社の情報を業界別にまとめてみました。
気になる企業があった方は、「unistyle(ユニスタイル)」または「就活ノート」で詳細のクチコミを確認してみましょう。
早期選考ルートにのる方法や、選考を通過したES、面接での質問内容が記載されているため、早期選考を有利に進められますよ。
メーカー(13社)
・住友化学(9月〜)
・ソニーグループ(10月〜)
・P&Gジャパン(10月〜)
・キーエンス(1月〜)
・京セラ(1月〜)
・富士フイルム(1月〜)
・JT 日本たばこ産業(1月〜)
・ユニリーバ(1月〜)
・パナソニック(1月〜)
・三井化学(1月〜)
・テルモ(1月〜)
・大塚製薬工場(1月〜)
・東海理化電機製作所(1月〜)
IT・通信(12社)
・ソフトバンク(8月〜)
・ヤフー(10月〜)
・楽天グループ(11月〜)
・株式会社ディー・エヌ・エー(11月〜)
・日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ(11月〜)
・JFEシステムズ(12月〜)
・かんぽシステムソリューションズ(1月〜)
・日本総研情報サービス(1月〜)
・メイテック(1月〜)
・ソースネクスト(1月〜)
・NTTデータ(1月〜)
・NTT東日本(1月〜)
コンサル・シンクタンク(11社)
・JMAC 日本能率協会コンサルティング(7月〜)
・船井総合研究所(9月〜)
・富士通総研(10月〜)
・有限責任監査法人トーマツ(10月〜)
・デロイト トーマツ コンサルティング(11月〜)
・日本IBM(11月〜)
・アクセンチュア(11月〜)
・オービックビジネスコンサルタント(12月〜)
・NRI 野村総合研究所(1月〜)
・三菱総合研究所(1月〜)
・アビームシステムズ(1月〜)
小売・サービス(8社)
・すかいらーくグループ(10月〜)
・ジンズホールディングス(10月〜)
・サンドラッグ(11月〜)
・ニトリ(12月〜)
・さなる(12月〜)※予備校を展開
・NEXUS(12月〜)※アミューズメント施設を展開
・ウエルシア薬局(1月〜)
・成城石井(1月〜)
医療・製薬(6社)
・新日本科学PPD(9月〜)
・シミック(12月〜)
・リニカル(12月〜)
・エイツーヘルスケア(1月〜)
・ノボノルディスクファーマ(1月〜)
・SOMPOケア(1月〜)
建設・不動産(6社)
・オープンハウス(11月〜)
・横河ブリッジ(12月〜)
・菱熱工業(12月〜)
・建設技術研究所(1月〜)
・日本工営(1月〜)
・住友不動産販売(1月〜)
食品(4社)
・フジパングループ本社(9月〜)
・ネスレ日本(11月〜)
・キユーピー(12月〜)
・ケンコーマヨネーズ(1月〜)
金融・保険(3社)
・三井住友信託銀行(1月〜)
・AIGグループ(1月〜)
・ソニー生命保険(1月〜)
人材(3社)
・パソナグループ(11月〜)
・エン・ジャパン(11月〜)
・クイック(12月〜)
その他(12社)
・アイレップ(10月〜)※マーケティング
・シモハナ物流(10月〜)※食品物流
・ベネッセコーポレーション(11月〜)
・ベクトル(11月〜)※マーケティング
・GMOペイメントゲートウェイ(12月〜)※決済サービス
・帝国データバンク(12月〜)※信用調査
・ぎょうせい(1月〜)※出版社
・ユアサ商事(1月〜)※産業機械の専門商社
・東武トップツアーズ(1月〜)※旅行代理店
・住友三井オートサービス(1月〜)※自動車リース
・ENEOS(1月〜)
・凸版印刷(1月〜)
志望企業の情報は早めにチェックしましょう!
早期選考がある企業の探し方5選
次に、実際に早期選考している企業とコンタクトをとり、早期選考ルートにのる方法を紹介します。
先ほどの企業一覧にはのっていないような隠れ優良企業・ベンチャー・中小企業の早期選考ルートにものれますよ。
1.選考直結イベントに参加する
難易度:★☆☆☆☆
2.逆求人サイトに登録する
難易度:★☆☆☆☆
3.就活エージェントに紹介してもらう
難易度:★☆☆☆☆
4.OB・OGに聞く
難易度:★★☆☆☆
5.インターンシップに参加する
難易度:★★★★☆
それぞれ、気軽に挑戦できるものから順番に解説していきます。
1.選考直結イベントに参加する
難易度:★☆☆☆☆
もっともオススメなのが、選考直結型の就活イベント「MeetsCompany(ミーツカンパニー)」です。
通常の合同説明会と違って小規模かつ座談会形式で行われるため、社長や人事と1対1で話すことができ、ネット上では得られない貴重な情報が手に入ります。
また、座談会で好印象を与えられれば、ESやWebテストが免除される特別選考に招待されることも。即日で内定が出ることもあるそうです。
イベントへの参加は、事前にWeb予約するだけでOK。細かいプロフィール入力も不要です(30秒でエントリー可)。
ただし、参加人数に制限があるため予約は早い者勝ち。今すぐ申し込みましょう!
2.逆求人サイトに登録する
難易度:★☆☆☆☆
逆求人型の就活サイトに登録すれば、企業からのオファーを待つだけで早期選考のチャンスがつかめます。
プロフィール入力が少し大変かもしれませんが、企業探しの手間が省けるうえに、「自分に興味をもっている企業」からのオファーのため、通常よりも内定につながりやすいのがメリットです。
大学3年生の6月頃からスカウトを送る企業が増えはじめるため、出遅れないよう今すぐ登録しましょう!
1.OfferBox
・約24万人が利用する王道の逆求人サイト
・平均41社からスカウトが届く(プロフィール入力率80%以上の場合)
・東証プライム上場企業の約7割が利用
2.キャリアチケットスカウト
・社風や環境などの「価値観」で企業とマッチング
・平均38社からスカウトが届く(プロフィール入力率70%以上の場合)
・損保ジャパン、住友生命などの大手企業やベンチャーが利用
3.キミスカ
・3段階のスカウトで企業の「本気度」がわかる
・スカウト受信率 98.6%!
・サントリー、JTBなどの大手企業やベンチャーが利用
早期選考のチャンスをつかむには、少なくとも2サイト以上の登録がオススメです。
サイトによって登録企業が異なるため、複数のサイトに登録するほど多くの企業に自分のプロフィールを見てもらえますよ。
関連記事:逆求人とは?メリット・デメリット、オファーを増やすコツを解説
逆求人サイト経由の早期選考は、ESやWebテストが免除になるケースがほとんどです。
3.就活エージェントに紹介してもらう
難易度:★☆☆☆☆
就活エージェントに登録すれば、さまざまな業界に精通した専任のキャリアコンサルタントから、早期選考がある企業を紹介してもらえます。
自分で探す手間が省けるうえに、面談をもとに自分にあった企業を厳選してくれるのがメリットです。
さらに、自己分析や面接対策など内定まで長期サポートしてくれるため、孤独な戦いになりがちな就活において何でも相談できる強い味方となってくれます。
1.JobSpring(ジョブスプリング)
本当にあう企業だけを厳選して紹介
非公開のレア求人あり
不合格となった場合も一緒に改善策を考え、内定獲得まで徹底サポート
2.キャリセン就活エージェント
過去6万人以上の学生が利用
就活のプロがES・面接対策を実施
企業への採用コンサルも行っているため、人事のホンネも熟知
3.キャリアスタート
厳選されたホワイト企業のみ紹介
応募から最短1週間、平均1ヵ月での内定獲得実績あり
希望の職種にあわせて面接トレーニングを実施
就活エージェントとの面談は、電話またはオンラインで気軽に参加できます。
「どんな風に面談が進むんだろう…」と不安を感じる方もいるかもしれませんが、緊張するのは最初だけ。
これまで何百〜何万人もの就活生を見てきたプロのアドバイザーが親身に話を聞いてくれるため、「面談参加」のハードルさえ乗り越えられれば、あとはスムーズかつ有利に就活を進められますよ。
▶︎就活エージェントとは?仕組みとメリット・デメリットを元人事が解説
まずはどれか1つだけでも登録してみてくださいね。
4.OB・OGに聞く
難易度:★★☆☆☆
企業の選考スケジュールは毎年ほぼ変わらないため、最近まで就活していたOB・OGから情報を集めるのもオススメです。
実際に早期選考を受けた企業やその感想だけでなく、自己分析や面接対策の進め方、受けた方がいいオススメ企業なども教えてもらえるでしょう。
ゼミやサークルの先輩など身近なOB・OGに聞くのもいいですが、本気で就活を成功させたいなら「ビズリーチ・キャンパス」の利用がオススメです。
大手商社やメガベンチャーなど、有名企業に勤めているOB・OGとオンラインで気軽に交流でき、就活を成功させた先輩から的確なアドバイスがもらえますよ。
5.インターンシップに参加する
難易度:★★★★☆
早期選考で一番多いのがインターンシップ経由です。
企業によってルートはさまざまですが、大きく以下の3タイプに分けられます。
1.インターンシップの参加者全員が早期選考に参加できる
2.インターンシップで高評価を得た人だけが早期選考に参加できる
3.インターンシップが内定に直結している
とはいえ、上記の優遇を受けるためには、インターン選考を通過しなければなりません。
そのため、「数撃てばあたる!」と闇雲に挑戦するのではなく、志望業界にしぼって、しっかりと選考対策してから臨みましょう。
志望企業にインターン優遇があるかどうかは、「unistyle(ユニスタイル)」・「就活ノート」などのクチコミサイトで確認できます。
インターン選考を通過したESや、面接での質問内容が詳細に載っているので、クチコミを見るだけで選考を有利に進められますよ。
早期選考に挑戦して、就活を有利に進めよう!
早期選考は水面下で行われるため、自らアクションを起こし、積極的に企業とコンタクトをとっていくしかありません。
しかし、早期選考に参加できれば、自己分析や面接練習にもなり、早期内定をゲットできる可能性があります。
ぜひ今回の内容を参考にして、さっそく早期選考に挑戦してみてくださいね。