就活生の3人に1人が利用している「逆求人サイト」。しかし、仕組みやメリットがいまいちわからず、まだ登録していない人も多いと思います。
そこで本記事では、実際に逆求人サイトを使って19卒〜23卒を採用していた元人事が、逆求人の仕組みとメリット・デメリットを解説します。
・逆求人サイトの仕組み
・逆求人サイトのメリット、デメリット
・企業側のメリット
・おすすめの逆求人サイト3選
・企業からのオファーを増やすコツ
目次
逆求人とは?企業からオファーが届く新しい就活スタイル
逆求人とは、企業側から就活生にアプローチする採用スタイルのこと。
スカウト型・オファー型や、ダイレクトリクルーティングとも呼ばれます。
ナビサイト経由で応募する一般的な就職活動と違い、企業側が就活生のプロフィールを見て、「うちの選考を受けませんか?」とオファーを送る仕組みです。
オファーの内容は特別選考やインターンシップなど。
プロフィールを入力して「待つ」だけで、就活を有利かつ効率的に進められます。
今では約8割の企業が逆求人サービスを利用しているため、これからの就活を勝ち抜くには必須のサービスです。
逆求人サイトを利用するメリット
就活生の3人に1人が利用している逆求人サイト。
人気の理由は以下のメリットがあるからです。
1.特別選考ルートにのれる
2.隠れ優良企業と出会える
3.自己分析を深められる
4.ESの練習になる
5.自分を最大限にアピールできる
それぞれ詳しく解説していきます。
1.特別選考ルートにのれる
逆求人サイトを利用すると、インターンや本選考の特別ルートにのれます。
「スカウトされる=プロフィールが評価されている」ということ。
逆求人サイト経由の選考では、ESやWebテストが免除になるケースがほとんどです。
2.隠れ優良企業と出会える
企業側からアプローチしてくれるため、自分では見つけられなかった隠れ優良企業と出会えます。
各社の採用担当が適性を見たうえでスカウトするため、自分の性格ややりたいこととマッチしている可能性が高いです。
就活の視野が広がるうえに、企業探しの手間も省けます。
3.自己分析を深められる
幼少期〜大学時代まで、過去のエピソードを時系列で記入するケースが多いため、プロフィール入力を通じて自己PRすべきポイントが見えてきます。
また、本格的な適性検査を無料で受けられるため、診断結果から自分の強みも発見できます。
4.ESの練習になる
逆求人サイトのプロフィール欄は、自己PRやガクチカなどエントリーシート(ES)でよく聞かれる項目がほとんど。
プロフィール入力がES練習になるうえに、事前に自分の強みや経験を文章でまとめておけば、ES提出ラッシュに焦ることもありません。
また、「どうすればオファーが増えるだろう」と試行錯誤することで、表現方法をブラッシュアップしていけます。
5.自分を最大限にアピールできる
逆求人サイトでは自分を自由に表現できるため、強みや経験を最大限にアピールできます。
文字数制限が厳しいESや、20分程度で決められた質問に答えるだけの面接と違い、「あれも伝えたかった」「うまく説明できなかった」と後悔することはありません。
口下手な人でも自分の魅力を最大限に伝えられ、特別選考のチャンスをつかめるのは逆求人ならではのメリットです。
逆求人サイトを利用するデメリット・注意点
逆求人サイトを利用するデメリットはありません。
プロフィール入力に時間はかかるかもしれませんが、自己分析やES練習になるため無駄な時間とはならないはず。
また、メールが大量に届いて管理が大変になることもありません。
無料で使えてデメリット一切なし、ノーリスク・ハイリターンなサービスのため、就活生は必ず活用しましょう!
選考対策せずに挑むと撃沈するので注意しましょう。
逆求人サイトは企業側のメリットも多い!有名企業も参入
ここ数年で逆求人サイトの利用企業が急増しているのは、企業にとってもメリットが大きいからです。
・ナビサイトよりコストがかからない
・欲しい人材にピンポイントでアプローチできる
・知名度に左右されない
実は、「何百万もかけてマ◯ナビ・リ◯ナビに出展したのに、全然いい学生と出会えなかった…」なんてことはよくあります。
学生のナビサイト離れも相まって、大手企業でもコスパのいい逆求人に切り替える企業が増えてきているのです。
住友商事・IBM・博報堂・NTTデータ・資生堂などの有名企業も参入していますよ。
おすすめの逆求人サイト3選
おすすめの逆求人サイトは以下の3つです。
大学3年生の6月頃からスカウトを送る企業が増えはじめるため、出遅れないよう今すぐ登録しましょう!
1.OfferBox
・約24万人が利用している王道の逆求人サイト
・大手からベンチャーまで1万社以上が登録
・企業からのオファー受信率93.6%
2.キミスカ
・OfferBoxに次いで人気No.2
・平均7社からスカウトされる
・内定直結イベントや就活セミナーも充実
3.dodaキャンパス
・企業からのオファー受信率97%
・自己PR添削サービスあり
・面接やGD対策セミナーも充実
特別選考のチャンスをつかむには、少なくとも2サイト以上の登録がおすすめです。
サイトによって登録企業が異なるため、複数サイトに登録すれば、より多くの企業に自分のプロフィールを見てもらえますよ。
関連記事:逆求人サイトおすすめランキングTOP7|元人事が厳選&徹底比較
企業からのオファーを増やすコツ
実際にOfferBoxやキミスカで年間1,000人以上のプロフィールを見てきた元人事の筆者が、企業からのオファーを増やすコツをご紹介します。
以下の5つを実行すれば、上位10〜20%に入れますよ。
1.大学3年生の秋までに登録する
→ライバルが少ないうちにはじめれば、企業からのオファーを総取りできる
2.プロフィールは8割以上埋める
→情報が少ないとオファーすべきか判断できない&意欲が低いと思われる
3.結論からわかりやすく書く
→文章がわかりづらいと論理性がないと判断される
4.2週間に1回はログインする
→すぐに返信をくれそうなアクティブユーザーが優先される
5.自己PRをブラッシュアップする
→ありきたりな表現を避け、自分の個性と魅力を十分に伝える
詳細:OfferBoxでオファーがこない人5つの特徴|元人事が対処法を解説
もっとも重要なのは、自己PRのブラッシュアップです。
もし「自分の長所がわからない」「うまく言語化できない」と悩んでいる場合は、性格診断の「ストレングス・ファインダー®︎」を受けてみましょう。
34の資質の中から自分の強みTOP5が明らかになり、強みが発揮されるパターンや活かし方まで詳細にわかりますよ。
上記の本を購入すれば、アクセスコードからウェブテスト(全177問・所要時間35分)が受けられます。
「ストレングス・ファインダー®︎」で自分の魅力を再確認し、オリジナリティあふれる自己PRを完成させましょう。
本にはより詳しい解説が載っていますよ。
まとめ:ノーリスク・ハイリターンな逆求人で早期内定を目指そう!
逆求人サイトは、無料で使えてデメリット一切なし。特別選考ルートにのれれば、早期内定が目指せます。
プロフィールを入力するだけで就活を有利かつ効率的に進められるため、2サイト以上は必ず登録しておきましょう!
こちらでおすすめ7選を紹介しているので、ぜひあわせてチェックしてみてくださいね。