結論から先にお伝えすると、ガクチカのテーマは研究でもアルバイトでもOK。
企業はガクチカを通して主体性や課題解決力を見ているため、あなたが積極的に取り組み、努力や工夫を重ねたことであればテーマは問いません。
しかし、専門性が求められる理系職種なら研究活動、高いコミュニケーション能力が求められる文系職種ならチームで取り組んだ経験をアピールする方が効果的です。
本記事では、理系院卒×日系大手メーカーの元人事×国家資格キャリアコンサルタントの筆者が、理系のガクチカ対策を徹底解説します。
目次
ガクチカで企業が見ている3つのポイント
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)で企業が見ているポイントは以下の通りです。
・どんなことに興味関心があるのか
・主体性や行動力(物事への取り組み姿勢)
・課題解決力(困難をどう乗り越えたか)
つまり企業は、「どんなことに興味をもち、目標達成のためにどんな行動を起こしたか」を見ています。
輝かしい成果は必要ありません。大事なのは「過程」です。
そのため、あなたの積極性や努力の過程が伝わるものであれば、基本的にガクチカのテーマは何でもOK。
学生時代にもっとも力を入れたこと、つまり「自分がもっとも積極的に取り組み、努力や工夫を重ねたこと」をアピールしましょう。
おそらく理系学生なら、「一番頑張ったこと=研究」となる人が多いはず。
しかし学部生の中には、まだ研究がはじまったばかりで、研究以外のガクチカの方がアピールしやすいという人もいるでしょう。
そのため次章にて、学部生/院生、理系就職/文系就職別のポイントを解説します。
理系就職なら研究をテーマにしたほうが無難
研究職・技術職を目指す場合のガクチカ
院生:研究をテーマにするのがオススメ
学部生:できれば研究、難しければ研究以外でもOK
前述の通り、ガクチカのテーマは基本的になんでもOK。
ただ、研究職・技術職などの理系職種を志望しているなら、ガクチカのテーマは研究活動にするのが無難です。
「研究職を目指しているのに、研究よりアルバイトを頑張った」と受け止められてしまえば、マイナス評価につながる恐れがあります。
とくに専門性が求められる大学院生は、特別な事情がない限り研究活動を一番にアピールしましょう。
研究がまだはじまったばかりで、話せる内容がない or 研究以外に強いエピソードがある学部生は、研究以外のガクチカでもOKです。
ただ、企業によっては「研究以外に力を入れたことは?」と質問される場合もあります。
研究以外の経験もアピールできるよう、ガクチカは2〜3個用意しておくのがオススメです。
▶︎【理系】研究以外のガクチカがない人必見!元人事が選考突破のコツを解説
文系就職ならアルバイトがテーマでもOK
総合職や営業を目指す場合のガクチカ
院生:チームで取り組んだ経験 or 研究がオススメ
学部生:チームで取り組んだ経験がオススメ
総合職・営業職などの文系職種を志望しているなら、サークル・部活動・アルバイトなど、チームで取り組んだ経験や周りを巻き込んだ経験をアピールするのがオススメです。
高いコミュニケーション能力が求められる文系職種の場合、「個人で取り組む」「人よりモノと向き合う」というイメージが強い研究は、高評価されにくい傾向にあります。
ただし、受賞経験や論文投稿など、高い成果をあげた理系院生の場合は、研究活動をアピールするのも有効です。
行動力や課題解決力に加えて、向上心・論理的思考力・忍耐力・プレゼンテーション能力などを総合的にアピールできるでしょう。
ちなみに私は理系院卒→文系就職。
文系就職を考えている方は、以下の記事もチェックしてみてください。
▶︎理系の文系就職はもったいない?むしろ有利な理由を元人事が解説
▶︎理系の文系就職|後悔してないけど大変だったこと7選【実体験】
▶︎理系が文系就職する理由を聞かれたら?答え方・面接官の意図を元人事が解説
自分のガクチカが不安なら、内定者のESを参考にしよう
ガクチカのテーマや内容が不安なら、内定者のES(エントリーシート)を参考にしてみましょう。
以下の口コミサイトでは、内定者の選考体験記が見られるようになっています。
各企業のESや面接における質問内容とその回答が載っているため、ガクチカ・自己PR・志望動機を考えるときの参考になります。
口コミの詳細を見るためには会員登録が必要ですが、どんなことが聞かれるか、どう答えれば合格できるかわかるため、選考対策には欠かせないツールです。
ぜひこの機会に活用してみましょう。
理系ならではの強みを活かして就活するなら「アカリク」
ガクチカは研究でも研究以外でもOKですが、理系ならではの強みをアピールしないのはもったいない!
理系利用率No.1の逆求人サイト「アカリク」なら、あなたの研究内容や、理系ならではのスキルを高く評価する企業からスカウトが届きます。
- 理系学生の利用率No.1
- 研究内容を見た企業からスカウトが届く
- 平均14社からスカウトされる
- 院卒アドバイザーによる就活サポートあり
- 内定直結イベントを毎月開催
スカウトを送る企業は、あなたの専門性だけでなく、研究で培った論理的思考力・分析力・情報処理力などを評価しています。
そのため、今の研究を活かして就職したい方はもちろん、別分野の研究や文系職種に興味がある方にもオススメです。
アカリクでオファーが受け取れる職種
・研究職
・技術職
・エンジニア
・データサイエンティスト
・コンサルタント など
プロフィール入力は研究内容だけでOK。
スカウトを「待つだけ」で、大手企業やニッチトップ企業の内定が目指せます。
まとめ:ガクチカは希望職種にあわせてテーマを考えよう
企業はガクチカを通して、主体性や課題解決力を見ています。
そのため、あなたがもっとも積極的に取り組み、努力や工夫を重ねたことであれば、ガクチカのテーマは何でもOKです。
しかし、専門性が求められる理系職種なら研究活動、高いコミュニケーション能力が求められる文系職種ならチームで取り組んだ経験をアピールする方が効果的。
就活口コミサイトの内定者ESを参考にしつつ、希望職種にあうガクチカを用意しましょう。
また、研究に費やしてきた努力や時間を無駄にしないためにも、理系に特化した逆求人サイト「アカリク」を活用するのがオススメです。
効率的かつ有利に就活を進めるためにも、ぜひ登録してみてくださいね。
アカリクを含む理系にオススメの就活サイト9選は以下の記事で紹介しています。ぜひこちらもチェックしてみてください。
あなたの就活が上手くいきますように。
本記事が少しでもお役に立てていれば幸いです。