オンライン面接において、背景や環境は第一印象を左右します。
散らかっている部屋が映り込んでしまえば、「自己管理ができない人」という悪い印象を与えてしまいます。
しかし、片付ける時間がない人や、プライバシーを守りたい人、諸事情により自宅で受けられない人は多いはず。
そこで本記事は、簡単に背景を隠せる便利ツールと、Web面接を受けるのにオススメの場所をご紹介します。
目次
Web面接で部屋が汚いのをごまかす便利ツール3選
部屋が汚いなら、パーテーションで背景を隠してしまいましょう!
プライバシーも守れるうえに、面接のたびに推しグッズや趣味のものを隠さなくていいのも便利です。
1.パーテーション型
設置が楽で安定性もバッチリ!
オススメ度:★★★
値段:4,980円〜
2.つっぱり棒型
設置は大変だけど、完全個室がつくれる
オススメ度:★★☆
値段:9,770円〜
3.ダンボール型
畳めて便利だけど、見た目はチープ…
オススメ度:★☆☆
値段:3,590円〜
それぞれ詳しく解説します。
1.パーテーション型
オススメ度:★★★
値段:4,980円〜
王道はパーテーション型。
ものによっては1万円ほどしますが、就活で約1年使うと考えればそこまで高い買い物ではありません。
設置が楽で、安定性もバッチリです。
2.つっぱり棒型
オススメ度:★★☆
値段:9,770円〜
1のパーテーション型と比べて値段が高く、組み立て・設置も大変ですが、自宅で完全個室がつくれるのが魅力。
画像は黒のカーテンですが、白のカーテンもあるためWeb面接にも適しています。
ただ、天井から空間を仕切るため、照明の位置によっては画面が暗くなってしまう可能性も。
購入前に間取りや位置関係を確認したり、追加でライトを購入する必要があるでしょう。
3.ダンボール型
オススメ度:★☆☆
値段:3,590円〜
ダンボール型はお手頃価格&たたんで収納できるのがメリット。
使わないときは四つ折りにして保管できるため、場所をとりません。
ただし、見た目がチープなのがデメリット。
これから何度もWeb面接を受ける予定なら、1のパーテーション型を購入した方がいいかもしれません。
Web面接が自宅で受けられない人にオススメの場所5選
自分の部屋がない・家がうるさくて雑音が入ってしまう人は、レンタルスペースを借りるのも一つの手です。
カフェ・ファミレス・カラオケなどは、雑音が入ってしまううえに、お店や他の利用者の迷惑になってしまうためオススメしません。
【比較表】オススメの場所5選
施設 | 料金 |
貸し会議室 | 1時間800円〜 |
コワーキングスペース | 30分550円〜 |
ホテルのデイユース | 1日5,000円〜 |
STATION BOOTH | 15分275円〜 |
大学(空き教室や自習室) | – |
それぞれ詳しく解説します。
1.貸し会議室
【価格】1時間あたり800円〜
貸し会議室やレンタルスペースなら、完全個室でWi-Fiも完備されています。
4〜6名が入れるシンプルな空間で、一人で面接するには広すぎるように感じますが、比較的コスパがいいのが魅力です。
2.コワーキングスペース
【価格】30分あたり550円〜
コワーキングスペースは、フリーランスやテレワークの会社員が仕事をする場所。
ラウンジのようなオープンスペースや自習室のような半個室がメインですが、Web会議ができる完全個室も用意されています。
コワーキングスペースは私もたまに利用しますが、なんといってもオシャレで気分が上がるところが魅力!
オープンスペースも時間単位で利用できるため、面接が終わったらそのままラウンジで作業することもできます。
参考:BasisPoint公式サイト(東京・名古屋・福岡に店舗あり)
3.ホテルのデイユース
【価格】1日あたり5,000円〜
お金はかかりますが、ホテルのデイユース(日帰り)プランを使うのも一つの手。
最大6〜10時間ほど滞在できるため、面接の予定がつまっている日ならコスパよく利用できます。
ただ、ホテルによってはデスクがなかったり、壁紙や装飾が派手な場合も…。
事前に内装をチェックしてから予約しましょう。
4.STATION BOOTH
【価格】15分あたり275円〜
STATION BOOTHは、JR東日本グループが運営しているシェアオフィスサービスです。
駅中にあるため、見かけたことがある人も多いでしょう。
15分単位で利用でき、交通系電子マネーで決済できる気軽さが魅力。予約も可能です。
かなりコンパクトな空間ではありますが、電源もWi-Fiも完備されています。
同シリーズの「STATION BOOTH Light」および「STATION BOOTH Air」にはWi-Fiがありません。予約時は間違えないように注意しましょう。
5.大学の空き教室や自習室
大学によっては、空き教室や自習室を利用できる場合があります。
料金がかからないうえに、講義や研究の合間に受けられるのが嬉しいポイント。
Web面接を受けられる場所がないか、先輩や教授、または学生課のキャリアセンターに問い合わせてみましょう。
過去、研究室から受けている学生もいました。
インターネット環境が整っていて、雑音の入らない空間であればOKです。
Web面接でよくある質問
最後に、Web面接でよくある質問に答えていきます。
1.自宅とレンタルスペース、どっちがいい?
2.バーチャル背景はダメ?
3.背景以外に気をつけることは?
4.部屋が暗いときはどうしたらいい?
5.部屋を見せてと言われたら?
それぞれ、人事の視点で解説していきます。
1.自宅とレンタルスペース、どっちがいい?
基本的には自宅がオススメです。
レンタルスペースだと予約が取れない場合もあるうえに、お金や移動時間もかかります。
自宅の通信環境が悪い・雑音がひどい場合のみ、レンタルスペースを検討してみてください。
2.バーチャル背景はダメ?
バーチャル背景はオススメできません。
背景の種類によっては「TPOをわきまえられない人」とマイナス評価されるうえに、背景のインパクトが強ければ話が伝わりにくくなってしまいます。
また、背景と同化して顔や身体の一部が見えなくなってしまうこともあるでしょう。
3.背景以外に気をつけることは?
Web面接は事前準備が重要です。
第一印象をよくするためにも、以下のポイントに気をつけましょう。
- インターネット環境を整える
- 指定ツールの接続テストを行う
- カメラの見え方を確認しておく(目線の高さ・画角・明るさ)
- 各デバイスを充電しておく
- 5分前にはログインしておく
また、接続トラブルがあった場合にそなえて、当日の緊急連絡先(担当者の連絡先)も控えておきましょう。
緊急連絡先は、面接案内メールに記載されていることが多いですよ。
4.部屋が暗いときはどうしたらいい?
部屋が暗く、表情がわかりにくい・顔に影が入る場合は、ライトを追加しましょう。
▼顔だけ少し照したい場合
リンク
▼部屋全体が暗い場合
5.部屋を見せてと言われたら?
完全にセクハラなので、断りましょう!
生活環境や家庭環境に関する質問は、厚生労働省によって禁止されています。
キッパリと断るのが苦手な方は、「パソコン動かすと回線が〜」と適当に誤魔化したり、接続が切れたふりをして退出しましょう。
志望度の高かった企業ほど残念に感じるかもしれませんが、間違いなくやばい面接官で、指導や教育が行き届いていない会社です。
セクハラ被害を受けた場合は、大学のキャリアセンター、もしくは企業の担当部署に報告し、会社としての対応を求めましょう。
万が一対応してもらえなかった場合は、都道府県の労働局に相談することも可能です。
都道府県労働局 雇用環境・均等部
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000137888.html
総合労働相談コーナー
https://www.mhlw.go.jp/general/seido/chihou/kaiketu/soudan.html
立場を利用した就活セクハラ、絶対に許せない…。
SNSで晒すのではなく、然るべきところへ報告しましょう!
まとめ:Web面接の環境を整えて好印象を与えよう!
Web面接は部屋が汚くても大丈夫!
背景を隠すツールを活用すれば、プライバシーを守りつつ、簡単に清潔感のある空間をつくれます。
また、インターネット環境が悪い・雑音がひどい場合は、レンタルスペースを借りるのも一つの手。
ぜひ本記事を参考にして、Web面接の環境を整えてみてください。
また、Web面接に慣れていない方は、以下の記事もチェックしてみてくださいね。
▶︎【Web面接】最初の挨拶はどうする?元人事が好印象のポイントを解説
▶︎オンライン面接(Web面接)の注意点|印象が良い人・悪い人の実例を紹介
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本記事が少しでもお役に立てていれば幸いです。