

面接のマナーって正解がわからなくて困りますよね。
実際のところ、逆質問でメモをとる・見るのはOKで、むしろある一言を添えれば高評価につながります。
本記事では、【日系大手企業の元人事&国家資格キャリアコンサルタント】の筆者が、逆質問でメモをとりたい・見たいときの伝え方や高評価を得るポイントを解説します。


逆質問はメモをとるのも見るのもOK!

逆質問では、メモをとるのも見るのもOKです。
むしろ、メモをとったり見たりするのは、面接準備に抜かりがなく、熱意のある学生という印象を与えられるため、高評価につながります。
1.企業理解を深めてもらいたい
→学生が抱いている疑問や不安を解消したい
2.志望度をチェックしたい
→企業に対する熱意や本気度を確かめたい
ただし、面接官に断りなくメモをとり出したり、メモ帳が派手or清潔感がなかったりするとマイナス評価につながります。
メモはシンプルなものを用意し、メモを取り出す際は、次章の「メモをとりたい・見たいときの伝え方」を参考にしてください。

メモ帳は落ち着いた色でシンプルなものがオススメ。
システム手帳のメモ欄でもOKです。
逆質問でメモをとりたい・見たいときの伝え方

逆質問でメモをとりたい・見たいときは、次のように伝えてみましょう。
前述の通り、無断でメモ帳をとり出すのはNGです。
面接官「何か質問はありますか?」
就活生「はい。ありがとうございます。恐れ入りますが、メモをとりながら聞いてもよろしいでしょうか?」
就活生「はい、何点か質問がございます。恐れ入りますが、事前に用意したメモを見ながら質問させていただいてもよろしいでしょうか?」
このとき、すぐにメモ帳をとり出せるよう、スーツの内ポケットorカバンの取り出しやすい位置に用意しておくのがポイントです。
カバンの中をゴソゴソと漁り、面接官を待たせてしまうのはNG。
他にも、次のポイントに気をつけましょう。
・メモ帳をとり出すタイミングは「逆質問する前」
→面接官の回答中に取り出すのはNG(話を遮らない)
・メモをとることに集中しすぎない
→メモをとりつつも面接官の顔をみて、うなずき、「対話」を意識する。
→メモは最小限に抑え、面接官を待たせないようにする。
・手元が隠れるWeb面接でも、きちんと了承を得てからメモをとる
▶︎オンライン面接(Web面接)の注意点|印象が良い人・悪い人の実例を紹介

社会人になると、「メモをとれ」と口酸っぱく言われます。
「メモをとること=悪」と考える人はいないので、安心してくださいね。
逆質問でメモをとる学生の割合は?

私は過去3,000人以上と面接してきましたが、逆質問でメモをとる学生の割合は以下の通りでした。
1次面接(集団):0〜5%
2次面接 :約10%
3次面接 :約20%
最終面接(役員):約30%

ちゃんと数えていたわけではないので、あくまで体感です。
最終面接は秘書的な立場で同席していました。
基本的に逆質問でメモをとる人は少数派。
ただ、逆質問の内容が合否に影響しやすい最終面接では、事前準備に力を入れ、熱意や関心の高さをアピールするためにメモをとる学生が多い印象でした。

最終面接でもっとも重視されるのは「入社意欲の高さ」。
逆質問のレベルが低いと不合格になってしまいます。
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やっと面接まで辿り着けたのに、逆質問の回答によっては「この企業とはあわないかも…」「逆に志望度が下がった」となってしまうこともあるでしょう。
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まとめ:逆質問のメモは了承を得ればOK!

逆質問では、メモをとるのも見るのもOK。
きちんと了承を得てからメモ帳をとり出せば、面接準備に抜かりがなく、熱意のある学生というプラスの印象を与えられます。
もし逆質問でメモをとりたい・見たいときは、今回紹介した例文を使ってみてくださいね。
「逆質問が思いつかない」「答えてもらった後はなんて返せばいいの?」という方は、こちらの記事もオススメです。
あなたの就活が上手くいきますように!
本記事が少しでもお役に立てていれば幸いです。