面接に落ちた理由がわからないと、モヤモヤするし、このまま就活を進めていいのか不安になりますよね。
「企業に直接問い合わせてみよう!」と思っても、ビジネスマナーがわからず、どんな文面でメールを送ったらいいのかわからない人も多いはず。
そこで本記事では、日系大手企業の元人事である筆者が、失礼にならない&返信率を最大限に高めるメールテンプレートをご用意しました。
正直なところ、面接に落ちた理由は教えてもらえない場合がほとんどです。
ただ、そんな望みの薄いアクションだからこそ、人事視点のメールテンプレを活用し、最小の労力で最大の成果を得られるようにしましょう。
・企業ウケするメールテンプレート
・不合格の理由を企業が教えないワケ
・面接に落ちてしまう人の特徴
目次
面接に落ちた理由は教えてもらえない場合が多い
面接に落ちた理由を聞くこと自体に問題はありません。
ただ、企業側には回答できない事情があります。
そのため、勇気を出して直接聞いても、問い合わせ自体スルーされるか、曖昧な回答しかもらえないでしょう。
・選考基準がバレるから
・開示義務がないから
・一人ひとりに対応する時間がないから
・数人だけに対応すると公平性に欠けるから
・企業イメージが下がる可能性があるから
・トラブルに発展する恐れがあるから
・問い合わせ窓口=面接官ではないから
実際、私も過去に「不合格の理由を教えてください」という問い合わせを電話やメールで受けたことがあります。
しかし、社外秘の選考基準を伝えるわけにはいかないので、「規定によりお答えできかねます…」としか言えませんでした。
可能性があるとしたら「最終面接」か「大手以外」
基本的に不合格の理由は教えてもらえませんし、合否の結果が変わることもありません。
ただ、次のケースならやや返信が期待できるため、問い合わせてみる価値はあるといえます。
最終面接に落ちた場合
最終面接まで進む学生は少ないため、人事の記憶に残っている可能性アリ。
辞退者が出て、採用枠に空きが出ている可能性も。
中小企業やベンチャーの場合
応募者が比較的少ないため、顔を覚えてもらえている可能性が高い。
採用担当者も2〜5名と少ないため、大手よりも柔軟な対応が期待できる。
ちなみに、問い合わせる際は電話よりもメールがオススメです。
電話だと、担当者に直接つながる可能性は低く、取り次いでもらってもその場ですぐに回答はもらえません。
企業側としても、学生の情報や面接評価を今一度チェックし、責任者の了承を得てから回答できるメールの方がありがたいです。
面接に落ちた理由を聞くときのメール例文
前述の通り、企業から返信がくる可能性は限りなくゼロに近いです。
ただ、万が一の可能性にかけて問い合わせたい場合は、次のテンプレートを活用してみましょう。
人事視点で作成しているので、他のサイトに載っている文面よりも企業ウケがよく、通常よりも高い返信率が期待できます。
選考結果に関するお問い合わせ
本文
株式会社◯◯
人事部 ◯◯様(※名前がわからない場合は「ご担当者さま」)
お世話になっております。
◯月◯日に◯次面接の機会をいただきました◯◯と申します。
先ほど、選考結果のご連絡をいただきました。
この度は貴重なお時間を頂いたのにもかかわらず、ご期待に沿えない結果となり大変申し訳ございません。
誠に勝手なお願いとは存じますが、もし差し支えなければ、今回の選考結果に至った理由を教えていただけないでしょうか。
面接でもお伝えさせていただいたのですが(or 面接ではお伝えできなかったのですが)、私は将来◯◯に貢献したいと考えており、貴社の◯◯事業で◯◯することを目標にしていました。
そのため不躾とは存じますが、どうしても貴社への想いが断ち切れず、このようなご連絡をさせていただきました。
ご多忙のこととは存じますが、お返事をいただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯学科
◯◯ ◯◯◯(フルネーム)
Mail:XXXXX.jp
Tel:XXX-XXXX-XXXX
青色の下線部は、あなた自身の志望動機を簡潔に書きましょう。
企業側が迅速かつ間違いなく個人を特定できるよう、大学名・学部・面接日時も記載するのがポイントです。
メール送信時の注意点
「就職活動を進めるうえでの参考にさせていただきたく〜」というテンプレがネット上で出回っていますが、個人的にはあまりオススメしません。
なぜなら、「自分のために教えてほしい」「他社の選考に活かしたい」という身勝手な印象を与えてしまうからです。
そのため、前述のテンプレートのように「入社したい想いとその理由」を沿えて問い合わせるのがオススメです。
あなたの熱意が伝われば、企業側が特別に返信してくれるかもしれませんし、もしかしたら再チャレンジの機会を与えてくれるかもしれません。
「そこまで熱い想いはない」「あらためて志望動機を書くのは面倒」という方は、きっとその熱意のなさを見抜かれていたのでしょう。
「少し手間がかかってもいい!このままでは諦めきれない!」という方のみ、前述のテンプレートを使ってメールを送ってみてください。
ちなみに、お祈りメールから1〜3日後以内に問い合わせるのがオススメ。
当日中だと冷静さに欠けてしまいますし、数日空いてからでは「今さら?」と思われてしまいます。
面接に落ちてしまう人の特徴とは?
日系大手メーカーの採用担当として、過去3,000人以上と面接してきましたが、次の5つの理由以外で不合格にしたことはありません。
1.求める人物像とマッチしない
2.コミュニケーション能力が低い
→目が合わない、声が極端に小さい、回答がズレている etc.
3.清潔感がない
4.企業理解が浅い
5.熱意が感じられない
不合格となってしまう要因は、基本的に「相性が悪かった」「準備やアピールが足りていなかった」のいずれかです。
とくに、「面接官との会話は弾んだのに」「質問には上手く答えられたのに」という場合は、企業の求める人物像とマッチしていなかった可能性が高いでしょう。
「こんな人に内定出しますよ」という意味。各社の採用HPに載っているので要確認!
不合格になってしまう人の特徴や面接で高評価を得るためのポイントは、以下の記事で解説しています。
▶︎不採用の理由5パターン|お祈りの原因を知って次の選考に活かそう
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まとめ
面接に落ちた理由を企業に聞いても、問い合わせ自体スルーされるか、曖昧な回答しかもらえない場合がほとんどです。
ただ、最終面接に落ちた場合や、中小企業やベンチャーの面接の場合は、少しだけ返信が期待できるため、問い合わせてみる価値はあるでしょう。
ぜひ本記事のテンプレートを参考にして、メールを送ってみてください。
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