逆求人型の就活サイト「OfferBox(オファーボックス)」に登録したものの、プロフィール写真の選定に悩んでいる人は多いと思います。
そこで本記事では、実際にOfferBoxで年間5,000人以上のプロフィールを見てオファーを送っていた元人事の筆者が、企業ウケする写真の選び方を解説します。
・企業ウケする写真の選び方
・「プロフィール写真」のポイント
・「自分を象徴する画像」のポイント
・いい写真がないときの対処法
・写真選びでよくある質問
(加工、マスク、高校時代の写真はアリ?)
目次
写真がないと企業からのオファーはこない!
自己PR等の項目をどんなに詳しく書いていても、プロフィール写真を登録していなければ、企業からオファーはもらえません。
顔写真がないと、企業側はあなたがどんな人なのかイメージできないうえに、オファーしても返信してくれなさそうな人だと思ってしまうのです。
そのため、「いい写真がないから」と登録を後回しにするのはNG。
これから紹介するポイントや、いい写真がない場合の対処法を参考にし、今すぐプロフィール写真を登録しましょう!
「プロフィール写真」のポイント
プロフィール写真は、顔がはっきり写っている画像を選びましょう。
笑顔で写っているプライベートな写真が理想です。人柄が伝わり、好印象を与えられます。
ただし、横顔・うしろ姿で表情がわからない写真、複数人が写っていて誰があなたかわからない写真は避けましょう。
「プロフィール写真を登録していること」が、オファーをもらうための絶対条件です。
理想の写真がなかったとしても、まずは今ある写真の中でベストなものを登録しましょう。
「自分を象徴する画像」のポイントとコメント例
「自分を象徴する画像」も登録すれば、人事の印象に強く残り、オファー率を一段と高められます。
「自分を象徴する画像」は、プロフィール写真のように顔がはっきりと写っていなくてもOK。
コメントを添えることで、自分の強みをアピールできる写真を選びましょう。
・部活動、ゼミ、アルバイトの写真
→取り組み姿勢・役割・成果を伝え、主体性や課題解決力をアピール
・趣味、特技、資格に関する写真
→取り組もうと思ったきっかけや目標を伝え、向上心をアピール
・友人と一緒に写っている写真
→複数名で何かに取り組んだ経験を伝え、協調性や働きかけ力をアピール
画像に対するコメントは140文字まで入力できます。
以下のように自己PRにつながるエピソードを具体的に書くのが、オファー率を高めるコツです。
自分を象徴する画像・コメントの例
テニス部で県大会に出場したときの写真です。大学1年生のときから、レギュラーメンバーを目指して毎日1時間自主練習を行い、動画撮影によってフォームの改善に努めてきました。その結果、大学2年生の秋からレギュラーメンバーに昇格し、最後の県大会ではベスト16という成績をおさめられました。(139字)
いい写真がないときの対処法
コロナ禍で写真をとる機会が減り、「プロフィールに載せられるようないい写真をもっていない…」という方も多いと思います。
しかし、写真なしの状態では企業からオファーはもらえません。ぜひ次の方法で新たな写真を用意してみてください。
・「プロフィール写真」はポートレート or 証明写真
・「自分を象徴する画像」はモノや風景でもOK
それぞれ詳しく解説していきます。
「プロフィール写真」はポートレート or 証明写真
プロフィール写真に使えそうな画像がないときは、スマートフォンの「ポートレートモード」で新たな写真をとりましょう。
ポートレートモードは一眼レフのように背景をぼかせられるため、雰囲気があり、柔らかい写真に仕上がります。
インカメラでも使えるので自撮りも可能です。
背景はシンプルな壁よりも、あえてモノや風景を映り込ませた方が、奥行きが出て雰囲気よく仕上がります。
ただ、誰かに撮ってもらうのが難しかったり、自撮りに抵抗がある場合は、証明写真をプロフィール写真にしてもOKです。
実際、OfferBox登録者の約半数は証明写真を使っています。
「自分を象徴する画像」はモノや風景でもOK
自分を象徴する画像は、自分が写っていなくてもOKです。
「モノ」や「風景」の写真でも、あなたの強みや個性は十分に伝えられます。
たとえば、資格取得のための参考書や、部活動での表彰状の写真を載せれば、自分の努力や成果をアピールできます。
また、ボランティア活動した地域の風景を載せれば、コメントにて活動内容や行動力の高さを伝えることもできるでしょう。
あなたの魅力が伝わる写真がきっと見つかるはずです!
写真選びでよくある質問
写真選びでよくある質問について、実際にOfferBoxを利用していた人事の視点で回答していきます。
1.写真は加工してもいい?
2.マスクしている写真でもいい?
3.高校時代の写真でもいい?
それぞれ詳しく解説していきます。
1.写真は加工してもいい?
明るさ調整など、写真を見やすくするための加工はOK。
ただ、小顔にしたり目を大きくしたりなど、外見をよく見せるための加工はNGです。
企業は、容姿よりも写真から伝わってくる雰囲気や人柄を重視します。
不自然な加工は、不信感を与えてしまうため注意しましょう。
2.マスクしている写真でもいい?
プロフィール写真としては不適切ですが、「自分を象徴する画像」ならOKです。
マスクしていても、目元だけで表情や雰囲気は伝わります。
ご時世的にも仕方がないことなので、無理にマスクなしの写真を探さなくても大丈夫です。
3.高校時代の写真でもいい?
プロフィール写真としては不適切ですが、「自分を象徴する画像」ならOKです。
実際、高校時代の部活動の写真を載せて、練習内容や大会での成果をアピールしている方はたくさんいました。
少し前のものでも、自己PRにつながる写真なら遠慮なく登録しましょう。
写真ひとつで、企業からのオファーは増やせる!
プロフィール写真の登録は、企業からオファーをもらうための第一歩。
企業側の本音を理解したうえで写真を選べば、オファー数を大きく増やせます。
ぜひ今回の内容を参考にし、自分の魅力が伝わるベストな写真を選んでみてくださいね。