

OfferBox(オファーボックス)は、数ある逆求人サイトの中でも大手企業の利用率がトップクラス。
実際に日系大手メーカーの採用担当だった私も、OfferBoxを使って就活生をスカウトしていました。
しかしOfferBoxは、「大手ばかりからスカウトがくる」というわけではありません。
利用企業数は中小企業やベンチャーの方が多く、「中小企業からのスカウトがメインで、たまに大手からもスカウトされる」というのが実態です。
本記事では、実際にOfferBoxを使って新卒採用していた元人事が、OfferBoxの実態と裏側を徹底解説します。


目次
大手企業の利用率は高いが、それでも大手の割合は6%ほど

OfferBoxは、数ある逆求人サイトの中でもトップクラスの登録企業数を誇り、大手企業の利用率が高いのが特徴です。
東証プライム上場企業の約7割が利用しているため、大手企業からのスカウトは大いに期待できます。
東証プライム上場とは
東京証券取引所の市場区分(プライム・スタンダード・グロース)のうち最上位の市場。
東証プライム上場=大手企業と考えてOK。昔は東証一部と呼ばれていました。
しかし、「大手企業や有名企業ばかりからスカウトされる」というわけではありません。
むしろ割合としては、中小企業やベンチャーからのスカウトの方が多いでしょう。
なぜなら、大手企業の利用率が高いとはいっても、日本企業のほとんどは中小企業で、OfferBoxに登録している企業もほとんどが中小企業やベンチャーだからです。
・OfferBoxの利用企業数は19,000社以上
・東証プライム上場企業の約7割(=約1,100社)がOfferBoxを利用
つまり、OfferBoxの利用企業のうち大手企業は約5.8%(1,100社/19,000社)

日系大手メーカーの採用担当として、実際に私もオファーを送っていましたし、「大手からスカウトがきた!」という口コミもあります。
オファーボックスさんさんからオファーきたけど大手からくるんやな
— 現代最強のぱんちゅうさぎ@26卒 (@jachicoggg) September 24, 2024
まだ持ち駒あるからへーきへーき
offerbox大手から割とオファー来るのでみんな入れときな— skyvox (@skyvox8) April 9, 2025
そのため、「大手からのスカウトはこない」というのは誤解で、「中小企業からのスカウトがメインで、たまに大手からもスカウトされる」というのが実態です。
OfferBoxの平均スカウト受信数は41通ですが、そのうち大手企業からのスカウトは2〜3通程度と、あまり期待しすぎず活用するのがよいでしょう。
大手を目指しているなら、ビズリーチ・キャンパスも併用しよう

大手企業を目指しているなら、有名企業からのスカウトが届く「ビズリーチ・キャンパス」も併用しましょう!
ビズリーチ・キャンパスはOB/OG訪問に特化したサービスですが、三菱UFJ・NTTデータ・三井物産など、誰もが知る超有名企業からのオファーが受け取れます。

通常のスカウトサービスでは満足できず、「もっとレベルの高いスカウトがほしい」「スカウトは量より質を重視したい」と思っていた方にはピッタリのサービスです。
もちろん、OB/OG訪問せず、スカウトのためだけに登録してもOK!
登録者限定のインターンシップやセミナーも充実しています。
OB訪問に特化した”大学別”のサービスのため、国内108大学と海外大学の学生しか使えないのが難点ですが、利用条件をクリアしているなら迷わず登録すべきサービスです。
完全無料で使えるため、ぜひこの機会に登録してみましょう。
大手からスカウトがこない5つの原因

OfferBoxを利用しているものの、「大手からのスカウトが1通もこない!」という方は、以下が原因かもしれません。
1.プロフィール情報が少ない
2.顔写真を登録していない
3.14日以上ログインしていない
4.結論から書いていない
5.希望条件が細かすぎる
OfferBoxでは、プロフィール入力率が高い人ほど上位に表示される仕組みになっています。
また、「最終ログイン日」によって学生検索できるため、頻繁にログインしているアクティブユーザーの方が有利です。
そのため、まずは「プロフィールを充実させる&2週間に1度はログインする」を徹底してみてください。
なお、「高学歴じゃないとスカウトされない」というわけではありません。
大学名で検索できる仕組みにはなっていますが、学歴によるオファー受信の偏りはなく、自己PRや適性診断などの人柄を重視する企業が多い傾向にあります。

また、スカウトのピークは大学3年生(大学院1年生)の3月です。
そのため、「オファーがこない」と感じるのは、まだ企業が動き出していないからかもしれません。
結構この時期になってくると、オファーボックスでオファーくれる企業さんの大手率が高くなってきてるわね
— ゆんゆん@26卒 (@kazkaz_2025) December 18, 2024
急にオファーがこなくなったのはなぜ?


という人は、おそらく以下の3つが原因です。
1.ログイン&プロフィール更新していないから
2.他の登録者が急激に増えたから
3.各社の採用活動が一旦落ち着いた or 終了したから
OfferBoxでは、新規登録者や、最近プロフィール更新した人ほど上位表示される仕組みになっています。
企業側も、「鉄は熱いうちに打て」といった感じで、スカウト承諾してくれそうな新規登録者を優先してオファーする傾向にあります。
そのため、オファーが減ってきたと感じたら、定期的にログイン&プロフィール更新しましょう。
登録したまま放置してしまうと、どんどん新規登録者に埋もれていってしまいます。
また、スカウトの種類と時期は、大きくわけて3パターンあります。
1.夏インターンのオファー(大学3年生の5月〜8月)
2.秋冬インターンのオファー(大学3年生の9月〜12月)
3.本選考のオファー(大学3年生の1月〜3月)
そのため、インターンや本選考の募集が終わったタイミングや、内定がある程度出そろった大学4年生の5月以降は、オファー数が減る傾向にあります。
「スカウトがこなくなった」と感じたら、上記を参考に原因を見極めてみてくださいね。

プロフィール更新が面倒な人は、自己PRの出だしだけでも変えてみて!顔写真の次に目にとまる大事なポイントです。

出典:OfferBox公式サイト
まとめ:実態と仕組みを知ったうえで、上手に活用しよう!

OfferBoxは大手企業の利用率が高く、大手からのオファーは十分に期待できます。
しかし、登録企業数は中小企業やベンチャーの方が多く、「中小企業からのスカウトがメインで、たまに大手からもスカウトされる」という実態はきちんと押さえておきましょう。
「有名企業からスカウトされたい」「オファーは量より質を重視したい」という方は、ビズリーチ・キャンパスを活用するのもオススメ。
三菱UFJ・NTTデータ・三井物産など、名だたる企業から特別オファーが届きます。
プロフィール項目はOfferBoxより少なく、ガクチカや長所など基本的なものだけ。
会員登録は1分で簡単にできるので、ぜひこの機会に登録してみてくださいね。
あなたの就活が上手くいきますように。
本記事が少しでもお役に立てていれば幸いです。