逆求人型の就活サイト「OfferBox(オファーボックス)」に登録したものの、企業からのオファーが届かずガッカリしていませんか?
実は、オファーがこない人にはある共通点があります。
本記事では、実際にOfferBoxで累計5,000人以上のプロフィールを見て、特別選考のオファーを送っていた日系大手メーカーの元人事が、企業からスカウトされない理由や、オファーを増やすコツを解説します。
・オファーがこない人の特徴
・オファーの数を増やすコツ
・志望企業からオファーをもらう方法
目次
OfferBoxでオファーがこない人の5つの特徴
オファーがこない理由として、次の5点が考えられます。
どれか1つでも当てはまる場合は、企業から「マイナス評価」されている可能性が高いです。
1.プロフィール情報が少ない
2.顔写真を登録していない
3.14日以上ログインしていない
4.結論から書いていない
5.希望条件が細かすぎる
それぞれマイナス評価される理由とともに、オファーを増やすためのポイントも解説していきます。
1.プロフィール情報が少ない
プロフィール情報が少ないと、企業側はオファーを送るべきか判断できません。
また、プロフィール入力率が高い人ほど上位に表示される仕組みになっているため、情報量が少ないとプロフィールに目を通してもらえない可能性があります。
とくに、企業が重視する次の項目は必ず入力しておきましょう。
1.自己PR
→過去どんなことに取り組み、どんな強みをもっている人なのか知りたい
2.適性診断AnalyzeU+
→社風や企業文化とのマッチングが知りたい
※主体性や傾聴力など、企業によって見ているポイントは異なります
自己PRは2〜3行で終わらせるのではなく、できるだけ詳しく書くのがポイントです。
プロフィール入力率をあげるためだけに広く浅く書くよりも、一つひとつの項目をきちんと書いた方が企業の印象に残りますよ。
2.顔写真を登録していない
どんなに詳しくプロフィールを書いていても、顔写真を登録していなければオファーはきません。
顔写真がないと、企業側はあなたがどんな人なのかイメージできないうえに、オファーしても返信してくれなさそうな人だと思ってしまいます。
顔写真は、きちんとした証明写真を用意する必要はありません。むしろ、自然な笑顔の写真の方が好感をもたれやすいので、プライベートの写真をぜひ登録してみてください。
▶︎OfferBoxで企業ウケする写真とは?元人事が実例をもとに解説
3.14日以上ログインしていない
しばらくログインしていない人は、「オファーしても気づいてくれなさそうだな」と思われ、他の学生と比べてオファーの優先度が下がります。
また、企業は「最終ログイン日」によって学生を検索し、アクティブユーザーにしぼってアプローチする傾向にあります。
そのため、しばらくログインしていない状態だと検索に引っかからず、プロフィールを見てもらうことすら叶わないのです。
実際、私も「ログイン14日以内」の条件でオファー対象をしぼってから、一人ひとりのプロフィールを見ていました。
毎日ログインとまでは言いませんが、少なくとも2週間に1度はログインしましょう。
4.結論から書いていない
「自己PR」「私の将来像」「過去のエピソード」は、必ず結論から書きましょう。
OK:私の強みは◯◯です。△△部の部長として〜。
NG:私は△△部の部長をしているのですが〜。
結論から書かれていないと、内容がしっかり伝わらないうえに「論理性がない」と判断されてしまいます。
また、企業からはこのようにプロフィールが見えているため、「続きが読みたい!」と思ってもらえるよう、最初の1〜3行に力を入れましょう!
5.希望条件が細かすぎる
業界・職種・勤務地などの希望条件が細かすぎると、条件にあう企業が限られ、オファーの可能性が低くなります。
プロフィール内容は企業から評価されているのに、「他業界を志望しているから、オファーしてもダメだろうな」と思われてしまうのは非常にもったいないことです。
また、「今まで知らなかった・興味がなかった企業からオファーが届き、就活の視野が広がること」が、OfferBoxの醍醐味でもあります。
希望条件をゆるめれば、思わぬ優良企業からオファーが届くかもしれませんよ。
オファーがこないのはタイミングのせいかも?ピークは広報解禁の3月
オファーの送信時期や期間は、企業によって異なります。
例年、大学3年生の6月頃からオファーを送る企業が増えはじめ、広報解禁の3月頃にピークを迎えます。
▶︎逆求人サイトはいつから使う?スカウトが増える時期を元人事が解説
そのため「オファーがこない」と感じるのは、まだ企業が動き出していないからかもしれません。
とくに大手企業は動き出しが遅く、1〜2月頃からようやくオファーを送りはじめる傾向にあります。
とはいえ、企業の動き出しをただ待つのではなく、早い段階からプロフィールを仕上げておき、定期的にログイン・更新することが、オファー数を最大限に増やすコツです。
また、12月まではインターンシップのオファーが中心のため、「希望条件」の「インターンシップに参加してみたい」には必ずチェックを入れておきましょう。
志望企業からのオファー率を高める3つの方法
理想としては、志望業界や有名企業からのオファーがほしいですよね。
オファーの量と質、どちらも高めるには次の方法が効果的です。
1.「私を見て」機能を使う
2.他の逆求人サイトにも登録する
3.自分の強みを再確認する
それぞれ詳しく解説していきます。
1.「私を見て」機能を使う
OfferBoxの「私を見て」機能を活用すれば、就活生側から企業へアピールできます。
「私を見て」機能が使えるのは、プロフィール入力率60%以上かつログイン30日以内の人のみ。
条件を満たせば、トップ画面にAIが選んだおすすめ企業が最大4社表示されるようになります。
気になる企業があったら、「私を見て」ボタンを押してアピールしてみましょう。
実際、私が採用担当をしていたときは、「私を見て」機能でアピールしてくれた方から優先してプロフィールを拝見していました。
企業側はオファー送信にかかる時間と労力を無駄にしたくないため、オファー承諾してくれる可能性が高い人からスカウトしたくなるのです。
「あなたにマッチした企業」は1〜2週間で入れ替わるため、定期的にチェックするようにしましょう。
参考:OfferBoxヘルプ
2.他の逆求人サイトにも登録する
逆求人型の就活サイトは、それぞれ登録企業が異なります。
OfferBoxは登録企業の数こそ多いですが、ライバルとなりうる就活生の数が多いのも事実。
より多くの企業に自分のプロフィールを見てもらうためには、複数の逆求人サイトに登録するのがおすすめです。
1.キャリアチケットスカウト
平均38社からスカウト!
損保ジャパン・住友生命などの大手企業やベンチャーが利用
社風・環境などの「価値観」で企業とマッチング
→口コミ・評判はこちら
2.キミスカ
スカウト受信率 98.6%!
サントリー・JTBなどの大手企業やベンチャーが利用
3段階のスカウトで企業の「本気度」がわかる
→口コミ・評判はこちら
3.dodaキャンパス
スカウト受信率 99%!
三井住友・NTTデータ・JTBなどの有名企業が利用
ベネッセが運営しており、就活サポートが充実!
どの逆求人サイトもプロフィール項目はほぼ同じなので、登録作業はそこまで負担にならないはず。
少なくとも2サイト以上は登録しておきましょう!
▶︎ 逆求人サイトおすすめランキングTOP7|元人事が厳選&徹底比較
3.自分の強みを再確認する
オファーの量と質を高めるには、自己PRの改善がもっとも効果的です。
しかし、「自分の長所がわからない」「上手く文章にまとめられない」と悩んでいる人は多いと思います。
そこでぜひ活用してほしいのが、性格診断の「ストレングス・ファインダー」です。
34の資質の中から自分の強みTOP5が明らかになり、強みが発揮されるパターンや活かし方まで詳細にわかるようになっています。
34の資質と行動アイデア
アレンジ/ 運命思考/ 回復志向/ 学習欲/ 活発性/ 共感性/ 競争性/ 規律性/ 原点思考/ 公平性/ 個別化/ コミュニケーション/ 最上志向/ 自我/ 自己確信/ 社交性/ 収集心/ 指令性/ 慎重さ/ 信念/ 親密性/ 成長促進/ 責任感/ 戦略性/ 達成欲/ 着想/ 調和性/ 適応性/ 内省/ 分析思考/ 包含/ ポジティブ/ 未来志向/ 目標志向
引用:さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0
こちらの本を購入すれば、アクセスコードからウェブテスト(全177問・所要時間35分)が受けられるようになっています。
▶︎ストレングス・ファインダーとは?就活への活かし方を元人事が解説
他の就活生と似たり寄ったりな自己PRでは企業の印象に残りませんし、あなたにしかない魅力を「真面目」「努力家」などとありふれた言葉でまとめてしまうのは非常にもったいないです。
「ストレングス・ファインダー」を活用して、オリジナリティあふれる自己PRを完成させましょう。
まとめ:少しの工夫でオファーは増やせる!
企業からオファーされるには、プロフィールの情報量を増やし、定期的にログイン・更新することが重要です。
ただ、OfferBoxは登録者数が多く、ライバルとなりうる就活生の数が多いのも事実。
「より多くの企業にプロフィールを見てもらいたい!」「もっとたくさんオファーがほしい!」という方は、OfferBox以外の逆求人サイトにも登録してみましょう。
オススメの逆求人サイトはこちらで紹介しています。