オンライン面接は、対面面接のような細かいマナーはありません。
画面がつながったら、「こんにちは。よろしくお願いします」と元気よく挨拶し、面接が終わったら「ありがとうございました。失礼します」と言って退室すればOKです。
本記事では、累計3,000人以上と面接してきた日系大手メーカーの元人事が、Web面接における入退室の挨拶を例文つきで解説します。
目次
最初の挨拶は「こんにちは。よろしくお願いします」でOK
画面がつながり、お互いの顔が見えたら「こんにちは。よろしくお願いします。」と元気よく挨拶しましょう。
立ち上がる必要はなく、座ったままでOKです。
「名乗らなくていいの?」と思う人もいるかもしれませんが、Web面接では相手の話し出すタイミングがわかりにくいため、まずは短い一言からはじめるのがオススメです。
最初の挨拶
◯ こんにちは。よろしくお願いします。
△ こんにちは。●●大学の●●●●です。本日はよろしくお願いします。
基本的にWeb面接では、面接官から自己紹介します。
そのため、大学名や氏名は、面接官が名乗った後、もしくは面接官から指示されたときに伝えればOKです。
<パターン1>
面接官:株式会社●●人事部の●●です。本日はよろしくお願いいたします。
あなた:●●大学の●●●●です。よろしくお願いいたします。
<パターン2>
面接官:では、大学名とお名前をお願いします。
あなた:●●大学の●●●●です。本日はよろしくお願いいたします。
ちなみに、面接が午前9:00〜10:00開始と早い場合は、「こんにちは」より「おはようございます」の方が好ましいです。
ただ、最初の挨拶を言い間違えたことが原因で面接に落ちることはまずありません。
言い間違えたり、タイミングが多少ズレたとしても、「緊張しているんだな〜」としか思いませんので、言い方にこだわるより、笑顔と明るさを大切にしましょう。
退出時は「ありがとうございました。失礼いたします」と言ってから切る
面接が終わったら、「ありがとうございました。失礼いたします。」と言ってから退出しましょう。
基本的には企業側が先に退出します。面接官が退出したのを確認してから、退出ボタンを押しましょう。
最後の挨拶
面接官:本日の面接は以上となります。ありがとうございました。
あなた:ありがとうございました。
面接官:では、失礼いたします。(退出)
あなた:失礼いたします。(退出)
なかには「では終了ボタンを押して先にご退出ください」と指示される場合もあります。
その場合は素直に指示にしたがい、「ありがとうございました。失礼いたします。」と言って先に退出しましょう。
システムやオペレーションの都合上、先に退出してもらった方が楽というだけですので、「いえ、そちらが先に」などとゆずる必要はありません。
「先に接続切ったから不合格!」なんてこともありませんので、ご安心ください。
Web面接で好印象を与えるポイント
Web面接も対面面接と同様に、第一印象が重要です。
とくに、挨拶・笑顔・身だしなみ・背景・接続環境などは第一印象を左右します。
そのためWeb面接では、以下のポイントを意識しましょう。
1.笑顔で元気に挨拶する
2.清潔感のある髪型
(×寝癖、前髪が目にかかっている)
3.清潔感のある服装
(×シャツやスーツがしわだらけ)
4.背景に余計なものが映らないようにする
(整理整頓し、バーチャル背景は避ける)
5.インターネット環境を整える
6.カメラと目線の高さを合わせる
7.画面の明るさを調整する
面接官も人間のため、どんなに厳正な評価をしようとしても、「最初の数秒間の印象が、その後もずっと記憶に残り続ける」という初頭効果の影響を受けます。
逆に言えば、最初にポジティブな印象を与えられれば、その後の面接における印象もよくなるという裏技です。
ぜひ第一印象を疎かにすることなく、初頭効果をいい意味で活用してみてください。
Web面接で印象がよかった学生の実例
実際にWeb面接をして印象がよかった学生は以下の通り。
1.事前準備が完璧
(インターネット環境・画角・画面の明るさなど)
2.自分の音声が聞き取りづらくないか聞いてくれる
(企業側から接続状況を確認された場合)
3.聞き取りやすいスピードで話してくれる
4.適度にうなずいてくれる
5.聞き取れなかったときは素直に聞き返してくれる
Web面接ではどうしても音声が聞き取りづらい場面が発生します。
そのため、「こちらの音声は聞き取りづらくありませんか?」と確認してくれたり、「すみません。音声が途切れてしまったので、もう一度よろしいでしょうか?」と素直に聞き返せる人は好印象です。
対面面接と同様に第一印象も大切にしつつ、オンラインならではのポイントを押さえたうえで面接にのぞみましょう。
Web面接でよくある質問
最後に、Web面接でよくある質問に答えていきます。
1.入室は何分前までにすべき?
5分前までには指定のシステムにログインし、接続状況やカメラの見え方(画角・背景・明るさ)を確認しましょう。
時間に余裕をもってログインし、事前チェックをもれなく行うことで、万全の体勢で面接にのぞめます。
待機中はカメラ&音声をOFFにしてかまいません。
時間になったら or 面接官が入室してきたら、カメラ&音声をONにして挨拶しましょう。
2.カンペはバレる?
カンペはバレます(実際に何度か気づいた経験があります)。
マナーとしてもよくありませんし、カンペをそのまま読み上げてしまうのはNG。
コミュニケーション能力が低い&事前準備が足りないとマイナス評価されてしまいます。
「どうしてもお守りとして手元に置いておきたい」という方は、目線が不自然にならないよう、できるだけPCカメラの近くに付箋を貼るのがオススメです。
※カンペを推奨しているわけではありません
3.接続トラブルがあったときは?
面接開始時間までにログインできない場合は、できるだけ早く担当者へ電話しましょう。
当日の緊急連絡先は、面接案内メールに記載されていることが多いです。
もし面接中に接続が切れ、再度ログインできなくなってしまった場合もまずは担当者へ連絡しましょう。
基本的にはWifiをつなぎ直したり、推奨ブラウザで開いたり、企業の指示を仰げばすぐに解決します。
接続トラブルのせいで不合格になることはありませんが、事前に以下の3点を実施しておくのがオススメです。
・インターネット環境を整えておく(通信速度の計測)
・指定ツールの接続テストを行う
・緊急連絡先を控えておく
まとめ:Web面接は最初の挨拶と笑顔で好印象を与えよう!
Web面接の入退室時は、以下のように挨拶すればOKです。
最初の挨拶
「こんにちは。よろしくお願いします。」
最後の挨拶
「ありがとうございました。失礼いたします。」
※企業側が退出してから退出ボタンを押す
また、身だしなみ・背景・接続環境などの事前準備を徹底し、第一印象をよくすることが合格のコツです。
ぜひ本記事を参考にして、Web面接の準備を進めてみてください。
なお、「面接が苦手で緊張する…」という方は、場数を踏んで雰囲気になれるのがオススメ。
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