結論から先にお伝えすると、大学2年生は就活の視野を広げ、自己PRやガクチカにつながるエピソードをつくることが重要です。
大学2年生がやるべきこと
1.長期インターンに参加する
2.業界研究で視野を広げる
3.逆求人サイトを活用する
4.SPI対策を進める
5.OB訪問で社会人と話す
さまざまな業界・企業を知り、たくさん経験を積んだうえで就活に臨めば、納得内定や早期内定が目指せます。
本記事では、日系大手メーカーの元人事&国家資格キャリアコンサルタントの筆者が、大学2年生の就活準備を徹底解説します。
今はまだやらなくていいことも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
大学2年生からできること&やるべきこと5選
大学2年生からできること&やるべきことは以下の5つです。
1.長期インターンに参加する
2.業界研究で就活の視野を広げる
3.逆求人サイトでさまざまな企業と出会う
4.SPIなどの筆記試験対策を進める
5.OB訪問で社会人のリアルな声を聞く
それぞれ詳しく解説します。
1.長期インターンに参加する
長期インターンシップに参加すれば、就活で有利な自己PRとガクチカ(学生時代に力を入れたこと)がつくれます。
長期インターンシップとは?
1カ月以上にわたって行われる就労体験のこと。給与をもらいながら、企業の一員として実務を行う。
時給1,200円〜、週2〜3日勤務が多い。
長期インターンはアルバイトと違って、目標達成のために主体的かつ責任感をもって働くことが求められます。
また、新入社員に近いような形で実務経験を積みながら、仕事の基礎スキルと専門スキルを磨けるため、他の就活生と比べてハイレベルな経験と成果が得られるのが特徴です。
就活における自己PRでは仕事で活かせる能力、ガクチカでは主体性・行動力・課題解決力が見られているため、長期インターンに参加すればかなり有利なエピソードがつくれるでしょう。
また、長期インターンを通じて社会人のリアルな働き方がわかれば、今後の企業選びで見るべきポイントもわかります。
以下の求人サイトから、さっそく長期インターンの募集を探してみましょう。
長期インターンに参加したことがある学生は、なんと全体の約2%(引用:なぜ2%?長期インターン参加率が低い理由と参加すべき学生の特徴を徹底解説)。
アルバイトよりも本格的な働き方は、少しハードルが高いように感じるかもしれませんが、他の就活生がやらないからこそ圧倒的な差をつけられます。
時間に余裕のある2年生のうちに、ぜひ挑戦してみてくださいね。
2.業界研究で就活の視野を広げる
業界研究はなるべく早い時期からスタートするのがオススメです。
大学3年生になってからだと、短期インターンの選考や参加で忙しく、なかなか業界研究に時間を割けられません。
また、大学3年生の秋〜冬になってから「やっぱりこの業界じゃないかも…」と、業界選びに後悔するのはよくあること。
周りが内定獲得していく中、業界を変えて一から就活をやり直すのはかなり大変です。
そのため、2年生のうちから業界研究を進め、3年生になってから後悔しないために就活の視野を広げておきましょう。
業界研究のやり方は以下の記事で解説しています。
▶︎業界研究のやり方を元人事が解説|おすすめの本・サービスも紹介
3.逆求人サイトでさまざまな企業と出会う
企業からスカウトが届く「逆求人サイト」に登録し、2年生のうちからさまざまな企業と出会っておくのもオススメです。
逆求人サイトとは?
企業側が学生のプロフィールを見て、「うちの選考を受けませんか?」とオファーを送る就活サイトのこと。
各社の採用担当が適性を見たうえでスカウトするため、自分の価値観とあう企業や、自分では見つけられなかった隠れ優良企業と出会えるのがメリット。
大学2年生の段階では、書類選考や1次面接などが免除される「選考直結オファー」がもらえることはほとんどありません。
しかしその代わりに、「インターン招待」「人事とのカジュアル面談」などのオファーが受け取れます。
プロフィールを入力しておくだけで、短期&長期インターンのチャンスがつかめたり、さまざまな企業の働き方が知れるため、2年生のうちから登録しておいて損はありません。
以下の逆求人サイトは学年問わず利用できるため、ぜひこの機会に登録してみましょう。
▶︎逆求人サイトはいつから使う?スカウトが増える時期を元人事が解説
4.SPIなどの筆記試験対策を進める
SPI・玉手箱・GABなどのWebテスト対策は、なるべく早い時期からスタートするのがオススメです。
就活が本格化してからだと、Webテスト対策の時間はなかなかとれません。
書類選考は、就活における最初の難関。
また、応募がたくさん集まる人気企業ほど、ESの内容よりWebテストの結果を重視します。
どんなに素晴らしいスキルやエピソードがあっても、Webテストで足切りされてしまったら意味がありません。
第一関門を突破できるよう、今のうちに対策を進めておきましょう。
5.OB訪問で社会人のリアルな声を聞く
OB訪問によって、社会人のリアルな声や実体験を聞いてみるのもオススメです。
OB訪問とは?
興味のある業界や企業で働く先輩(OB/OG)を訪ねて、仕事内容・働き方・社風などについて話を聞くこと。
OB訪問すれば、業界研究・企業研究を深められるうえに、就活のアドバイスももらえます。
有名企業や人気企業で働く先輩が、どのように自己分析や面接対策していたかがわかれば、今後の就活の計画も立てやすくなるでしょう。
OB訪問の相手は、大学のキャリアセンターか、先輩・友人から紹介してもらう方法が一般的。
しかし、志望業界で働いている先輩がいない・ツテがない・オンラインで気軽に話したいという方は、OB訪問アプリを活用してみましょう。
時間に余裕のある2年生なら、忙しい社会人との日程調整もスムーズにできるはず。
効率化&トラブル防止のためにも、基本的にはオンライン面談がオススメです。
逆に大学2年生がまだやらなくていいこと
逆に、大学2年生がまだやらなくていいことは次の3つです。
1.志望業界をしぼる
今はまだ、さまざまな業界を知り、就活の視野を広げる段階。
いったん視野を広げてから業界・企業をしぼっていくことで、納得のいく内定につながる。
2.自己PRを考える
今はまだ、アピールできる強みをつくっていく段階。
たくさん経験を積むことではじめて自分の強みが見つかる。
3.ガクチカをまとめる
2と同様に、今はまだ経験を積み、エピソードを増やしていく段階。
ガクチカは複数あった方がいいため、さまざまなことに挑戦する。
今はまだ「しぼる・まとめる」の段階ではありません。
「たくさん知る・経験する」のフェーズです。
就活が不安で、早くから強みや経験をまとめたくなる気持ちもわかりますが、まずは興味・関心があることに対して積極的にチャレンジしていきましょう。
なお、就活でやらなくていいこと7選は以下の記事で解説しています。ぜひあわせて読んでみてください。
▶︎【就活】実はやらなくていい無駄なこと7選|最短で内定するコツを元人事が解説
まとめ:大学2年生は視野を広げる&経験を増やす時期!
大学2年生がやるべきこと・やらなくていいことは以下の通り。
やるべきこと
1.長期インターン
2.業界研究
3.逆求人サイトの活用
4.SPI対策
5.OB訪問
まだやらなくていいこと
1.志望業界をしぼる
2.自己PRを考える
3.ガクチカをまとめる
大学2年生のうちは、さまざまな業界・企業を知って就活の視野を広げることと、自己PRやガクチカでアピールできるような経験をたくさん積むことです。
就活が本格化して忙しくなる前に、ぜひ興味・関心があることについてたくさん調べ、積極的にチャレンジしていきましょう。
また、「やりたいことが見つからなかったらどうしよう…」と不安な方は、以下の記事もチェックしてみてください。
興味がもてそうなこと・やってみてもいいと思えることを見つけるヒントを紹介しています。
▶︎【就活】やりたいことはなくてOK!0からはじめる方法を元人事が解説
あなたの就活が上手くいきますように。
本記事が少しでもお役に立てていれば幸いです。