【ESの書き方】3つのコツだけ押さえればOK!元人事が例文つきで解説

面接対策
ESってどう書けばいいの?

結論から先にお伝えすると、ESの書き方は以下のコツさえ押さえていればOK。

1.結論からわかりやすく書く

2.数字を使って具体的に書く

3.フレームワークを活用する

また、書き方にこだわるより、自己分析を深めて内容を充実させる方が重要です。

本記事では、日系大手メーカーの元人事&国家資格キャリアコンサルタントの筆者が、ES通過率を高めるポイントを徹底解説します。

例文や注意点もふまえてわかりやすく解説するので、ぜひ参考にしてください。

 

ESを書くときのコツ3選

ES(エントリーシート)は、以下のポイントさえ押さえていればOKです。

ESの書き方


1.結論からわかりやすく書く

2.数字を使って具体的に書く

3.フレームワークを活用する

 

それぞれ詳しく解説します。

1.結論からわかりやすく書く

ESは一行目がもっとも重要です。

一行目がわかりにくければ、その後の二行目以降はほぼ読まれません。

結論からわかりやすく書くことを意識しましょう。

自己PRの場合


【良い例】私の強みは、目標達成するまで試行錯誤を重ねる「粘り強さ」です。

【悪い例】私はラグビー部のマネージャーを務めているのですが、1年生の頃から〜

 

一文が長く、何を伝えたいのかわからない文章だと、最後まで読まれないうえに、論理的思考力&文章力が低いとマイナス評価されてしまいます。

ESは「ですます調」で書くのが基本

◯:〜です。〜ます。
△:〜だ。〜である。

2.数字を使って具体的に書く

成果や実績を伝える際は、数字を使って具体的に書きましょう。

企業側は、あなたの置かれている環境や課題などをまったく知らない状態でESを読み進めます。

そのため、どれくらい難しいことを成し遂げたのかどのくらいスゴい成績なのかを具体的に伝えましょう。

具体例


【良い例】毎日2時間の自主練習を行い、未経験者で初のレギュラー入りを達成しました。

【悪い例】テニス部でレギュラーを獲得するために頑張りました。

 

ただ、何でもかんでも数字を盛り込めばいいというわけではありません。

あくまで自分のスゴさをわかりやすく伝えるためというのがポイントです。

スゴさを伝える表現の例

週に◯回、◯時間練習した、◯人中△位の成績を収めた、前年比◯%を達成した

意味もなく数字を盛り込むのはNG

約30名が所属しているサークルで、5日間にわたる合宿を行ったのですが〜。

3.フレームワークを活用する

わかりやすく伝えるためには文章の構成も重要です。

以下のフレームワークを活用すれば、誰でも簡単に論理的な文章が書けます。

PREP法(自己PR・志望動機)

PREP法は、自己PRや志望動機を書くときに使えるフレームワークです。

Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論)の順に話を展開することで、要点がわかりやすく、説得力の高い文章に仕上がります。

Point(結論)
私の強みは、自ら高い目標を掲げて努力する「向上心」です。

Reason(理由)
私はバドミントン未経験者でありながら、バドミントン部でのレギュラー入りを目指し、約1年間、毎日2時間の自主練習を行いました。

Example(具体例)
今までレギュラーメンバーは経験者のみで構成されていましたが、サーブ練習やフットワーク練習を毎日欠かさず行った結果、未経験者で初のレギュラー入りを達成しました。

Point(結論)
仕事においても自己研鑽に努め、目標達成やチームの成功に貢献したいと思います。

STAR法(ガクチカ)

STAR法は、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を書くときに使えるフレームワークです。

Situation(状況)→Task(課題)→Action(行動)→Result(成果)の順に話を展開することで、課題解決力・主体性・実行力の高さを効果的にアピールできます。

Situation(状況)
私はアルバイト先のカフェにおける新人定着率の向上に力を入れました。

Task(課題)
私が働いているカフェでは、新人の半数以上が3ヶ月以内に辞めてしまい、常に人手不足の状況でした。

Action(行動)
そこで私は、新人が辞めてしまう理由を「作業の複雑さ」だと仮定し、簡易的なマニュアルを作成しました。そして新人を含め全スタッフにマニュアルを配布し、修正と改良を重ねました。

Result(成果)
その結果、今年度の新人は80%以上が定着し、人手不足が緩和されました。また、作業ミスによってお客様からお叱りを受けることも減り、職場環境の改善にも貢献できたと思います。

元人事Mayuka
元人事Mayuka

自分で0から構成を考えるより、先人の知恵であるフレームワークを活用するのが一番

文章で生計を立てている私も、PREP法はよく使います。

ESは「書き方」より「中身」が大事

ここまで、ESを書くときのコツを紹介してきましたが、実は「書き方」にこだわりすぎるのは危険です。

ESは「書き方」より「中身」が大事。

表現方法や小手先のテクニックでどうにかするより、自己分析を深めて内容を充実させることの方が重要です。

ESの中身を充実させるコツ


1.自己PR

自分の強みと、その根拠となるエピソードを整理する

2.ガクチカ
主体性や課題解決力をアピールできるよう、「なぜやろうと思ったか」「どのようにして課題を乗り越えたか」を深掘りする

3.志望動機
「なぜこの業界/企業なのか」「入社して何を実現したいのか」を、自分の価値観や原体験をもとに言語化し、説得力をもたせる

 

また、志望企業の「求める人物像」を意識して書くのもポイントです。

求める人物像とは、こんな人に内定を出しますという企業からの最大のヒント。

各社の採用サイトに載っているので、必ずチェックしてからESを書きましょう。

▶︎求める人物像とは?知らないと損する就活のキホンを元人事が解説

元人事Mayuka
元人事Mayuka
求める人物像にあわせて自己PRすれば、合格の可能性が一段と高まります

人気企業はESよりWebテストを重視する

あまり大きな声では言えないのですが、人気企業ほどESよりWebテストの結果を重視します。

応募がたくさん集まりすぎて、一人ひとりのESに目を通す時間がとれないため、まずはWebテストの結果で足切りするイメージです。

そのため、ESを何度も書き直すより、Webテスト対策に時間を割いた方が効果的

口コミサイトなどで出題形式や選考フローをチェックし、Webテスト対策も抜かりなく行いましょう。

選考体験記が豊富な口コミサイト

就活会議

みん就

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自己分析してES書いて、Webテスト対策もしないといけないなんて…

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まとめ:ポイントを押さえてES通過率を高めよう!

ESのポイントをまとめると以下の通り。

  • 書き方のコツは以下の3点のみ
    1.結論からわかりやすく
    2.数字を使って具体的に
    3.フレームワークを使う
  • 「書き方」より「中身」の方が大事
  • 「求める人物像」を意識して書く
  • Webテスト対策も抜かりなく行う

ESは「書き方」にこだわるより、自己分析を深めて内容を充実させることの方が重要です。

人気企業ほどWebテストの結果を重視するため、キミスカを活用してSPI対策も行いましょう。

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