就活が本格的にはじまろうとしている中、やりたいことがないと焦りますよね。
すでに志望業界が決まっている友だちを見て、劣等感で苦しくなることもあると思います。
でも大丈夫。やりたいことがないのは当然のことです。
やりたいことが明確な人は全体の1割くらいで、ほとんどの人は就活しながら、もしくは社会人として働きながら見つけていきます。
とはいえ就活を乗り切るためには、ざっくりとでもいいので自分の興味や強みを把握しておくことが大事です。
そこで本記事では、【日系大手メーカーの元人事&国家資格キャリアコンサルタント】の筆者が、興味がもてそうなこと・やってみてもいいと思えることを見つける3つのヒントをご紹介します。
目次
「やりたいことがない」は自然なこと
冒頭でもお伝えしましたが、やりたいことがある人の方がレア。
やりたいことがないからといって、焦ったり劣等感を覚えたりする必要はありません。
それに、「好き/嫌い」「やりたい/やりたくない」は、知っている&経験していることからしか判断できません。
そのため就業経験のない学生は、やりたいことが思いつかなくて当然です。
その代わり、世の中にどんな仕事があるのか、これから就活を通してたくさん知っていく必要があります。
さまざまな業界・企業・職種を知れば知るほど、きっと自分の「やりたい/やりたくない」が見えてきます。
「やりたいことがない」のではなく、「まだ(やりたいことに)出会っていないだけ」。
と言いたくなる気持ちもわかりますが、「まだマシな仕事」を探すためにも、さまざまな企業情報を収集してみましょう。
それに、やりたいことは徐々に変わっていきます。
だからこそ肩肘はらず、「確定」ではなく「仮決定」のような気持ちでやりたいことを見つけてみましょう。
子どもの頃からの夢を叶える人も素敵ですが、いろんな経験を積みながら本当にやりたいことを見つけていく人生も悪くないと思いますよ。
▶︎農学研究科卒(ニッチな研究より多くの人に貢献できる仕事がしたくなる)
▶︎大手メーカー(世のためになる商品を開発したい!)
▶︎大手メーカーの採用担当(キャリア支援の重要性に気づく)
▶︎キャリアコンサルタント(キャリアに悩む人の役に立ちたい!)
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「やりたいこと」を見つける3つのヒント
前述の通り、「やりたい/やりたくない」を判断するためにはとにかく情報収集が必要です。
以下の方法でさまざまな業界・企業・職種、そして自分の強みを知り、やりたいこと(興味がもてそうなこと・やってみてもいいと思えること)を探していきましょう。
1.業界から見つける
2.職種から見つける
3.”才能”から見つける
それぞれ詳しく説明していきます。
1.業界から見つける
「そもそも、どんな業界があるのかイマイチわからない」という方は、JOBTVで業界のイメージをつかむのがオススメです。
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オンラインで就活できる今の時代、興味のない業界・企業の説明会にわざわざ足を運ぶのは非効率的。
JOBTVを使って、コスパ&タイパよく業界研究しましょう。
2.職種から見つける
「どんな仕事があるのかわからない」「自分の適職が知りたい」という方は、厚生労働省の「jobtag(ジョブタグ)」」がオススメです。
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自分にあう仕事だけでなく、その仕事の詳細まで一気に知れるので便利!
3.”才能”から見つける
「どんな仕事にも興味がわかない…」という方は、自分の”才能”から見つけてみましょう。
ストレスフリーで楽しく仕事するためには、実は「やりたいこと」より、「苦にならないこと」「自然と他人よりできてしまうこと」といった”才能”を見つける方が大事だったりします。
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詳細や就活への活かし方は、「ストレングス・ファインダーとは?就活への活かし方を元人事が解説」で解説しています。
やりたいことがないなら「環境」で選ぶのもアリ
ここまで3つの切り口を紹介しましたが、「それでもやりたいことが見つからない」という場合は、環境や社風で企業を選ぶのも一つの手です。
「何をするか」より「誰とするか」。
社会人を経験した今だからこそわかりますが、一緒に働く人や職場の雰囲気は仕事の楽しさを左右します。
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まとめ:「やりたいこと」はこれから見つければOK!
「やりたい/やりたくない」は、知っている&経験していることからしか判断できません。
「やりたいことがない」のではなく、「まだ(やりたいことに)出会っていないだけ」と考え、今回紹介した3つの切り口で情報収集&自己分析してみましょう。
もし時間に余裕があれば、以下の本もオススメです。
「好きなこと・得意なこと・大事なこと」から「本当にやりたいこと」を見つけていく方法について、具体的&わかりやすく解説しています。
あなたの就活が上手くいきますように。
本記事が少しでもお役に立てていれば幸いです。