就活で自己分析をはじめようとしたものの、どんな本を参考にすべきか、何について分析すべきかわからず、途方に暮れている人は多いと思います。
そこで本記事では、自己分析の本を30冊以上読破した日系大手メーカーの元人事が、自己分析のおすすめ本を厳選してご紹介します。
・自己分析におすすめの本3選
・自己分析のゴール
・自己分析でよくある失敗
・本以外におすすめの自己分析方法
目次
自己分析の本を読む前に知っていてほしい2つのこと
おすすめの本を紹介する前に、自己分析で重要なポイントを紹介します。
・自己分析のゴール
・自己分析でよくある失敗
それぞれ詳しく解説していきます。
1.自己分析のゴール
目的やゴールがわからないまま「何となく」で自己分析してしまうと、時間も労力も無駄にしてしまいます。
必ず「何のためにやるのか」「何を知りたくてやるのか」を意識したうえで取り組みましょう。
1.自分の強み・価値観を知る
→過去を掘り下げ、長所・短所や自己PRポイントを整理する
2.将来やりたいことを見つける
→1をふまえて、これから挑戦したいことや自分に向いている仕事を見つける
上記2つが達成されてはじめて、企業選びの軸が定まり、志望企業に自分をアピールできるようになります。
2.自己分析でよくある失敗
過去3,000人以上と面接してきた中で、「しっかり自己分析できているな」と感じた就活生は3割ほどでした。就活生のほとんどが自己分析のやり方を間違えています。
就活生が陥りがちな失敗パターンを事前に知っておき、同じミスをしないよう注意しましょう。
・過去を整理しただけで満足している
・やりたいことの根拠や理由がない
自己分析のゴールは「過去の出来事を整理すること」ではなく、「自分の強み・やりたいことを見つけること」。
時間をかけて自分史やモチベーショングラフを作っても、肝心な「強み・やりたいこと」がわからなければ意味がありません。
また、「やりたいこと」にはしっかりとした根拠や理由が必要です。志望動機を聞かれた際、「これから伸びる業界だから」などと自分の意思や熱意が感じられない回答では不合格となってしまいます。
自分の価値観や過去の実体験をもとにやりたいことを見つけ、自分の夢とその企業でできることを紐づけて話すのが志望動機のポイントです。
自己分析におすすめの本【この3冊だけ読めばOK】
自己分析の本を30冊以上読破&元人事の筆者が、おすすめの本を厳選してご紹介します。
自己分析に関する本はたくさんありますが、正直この3冊さえ読めば十分です。
1.さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0
「ストレングス・ファインダー」という性格診断によって、自分の才能・資質を見つけられる本。
大学生だけでなく、転職を考える社会人からも多く支持され、世界中で話題となったベストセラーです。
本に記載のアクセスコードからウェブテスト(全177問・所要時間35分)を受ければ、34の資質の中から自分の強みTOP5が明らかになり、強みの活かし方まで詳細にわかるようになっています。
この本を読めば、自分の才能を客観的に知ることができ、ありきたりになりがちな自己PRの内容をオリジナリティあふれるものにブラッシュアップしていけるでしょう。
「自分の長所がわからない」「自分の強みをうまく言葉でまとめられない」と悩んでいる方におすすめの一冊です。
34の資質と行動アイデア
アレンジ/ 運命思考/ 回復志向/ 学習欲/ 活発性/ 共感性/ 競争性/ 規律性/ 原点思考/ 公平性/ 個別化/ コミュニケーション/ 最上志向/ 自我/ 自己確信/ 社交性/ 収集心/ 指令性/ 慎重さ/ 信念/ 親密性/ 成長促進/ 責任感/ 戦略性/ 達成欲/ 着想/ 調和性/ 適応性/ 内省/ 分析思考/ 包含/ ポジティブ/ 未来志向/ 目標志向
引用:さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0
▶︎ストレングス・ファインダーとは?就活への活かし方を元人事が解説
2.世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド
自分の「好きなこと・得意なこと・大事なこと」を知ることで、「本当にやりたいこと」を見つけられる本。
本に記載されている15の質問に答えていくことで、自分の価値観や強みを深掘りできるようになっています。
また、いまの自分は何についての理解・深掘りが足りないのか、自分の自己分析レベルがわかる「自己理解実践フローチャート」がついているのも魅力的。迷うことなく自己分析を進めていけます。
「挑戦したいと思えることがない」「夢中になれそうなことがわからない」など、やりたい仕事がなくて就活のモチベーションが上がらない人にぜひ読んでほしい一冊です。
好きなこと(情熱)✖️ 得意なこと(才能)✖️ 大事なこと(価値観)= 本当にやりたいこと
この3つが明確になっていれば、面接でも無敵になれます。
・好きなこと→なぜこの業界なのか?
・得意なこと→どうやってこの仕事で成果を出すのか?
・大事なこと→なぜこの会社なのか?引用:世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド
リンク
3.あなたが「一番輝く」仕事を見つける 最強の自己分析
自分の「喜びの源泉」や「ストレスの要因」を明らかにすることで、楽しく働ける「天職」を見つけられる本。
本に記載のワークシートを順番に実践していくことで、自分の価値観・特性・過去を整理できるようになっています。
また、自分にあった企業の選び方や、「好きなことを仕事にする」の落とし穴など、自己分析のノウハウがたくさんつまっているのも魅力です。
「はじめて自己分析する」「何から手をつければいいかわからない」という方は、ぜひこの本のワークシートにしたがって自己分析を進めてみてください。
たった3つの分析をすれば面接も怖くない!
・「心が喜ぶ仕事」を見つける自己分析
・「仕事で活かせる強み」を見つける自己分析
・「苦手で耐えられないこと」を知る自己分析引用:あなたが「一番輝く」仕事を見つける 最強の自己分析
手軽に自己分析するなら「キミスカ」
本を読むのが苦手な人は、自己分析ツール(適性検査)を活用するのもおすすめです。
情報量こそ本に劣りますが、無料でスピーディーに自己分析できます。
自己分析ツールはたくさんありますが、もっとも精度が高いのは「キミスカ適性検査」。逆求人型の就活サイト「キミスカ」に登録すれば、無料で受けられます。
・主体性や社交性などの「性格の傾向」
・向上心や探究心などの「意欲の傾向」
・論理性や共感力などの「思考力」
・成長志向や安定志向などの「価値観」
・8つの仕事タイプにおける「職務適性」
設問は計150問、所要時間は約20分です。事前のプロフィール入力が少し大変かもしれませんが、無料でここまで多角的に自己分析できるのは「キミスカ適性検査」だけ。
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▶︎キミスカの評判・口コミは?仕組みや裏側を知る元人事が徹底解説
本とツールを活用して、自分の強み・やりたいことを見つけよう!
自己分析は「過去の出来事を整理すること」ではなく、過去を振り返ることで「自分の強み・やりたいことを見つけること」。目的意識をもって取り組むことが重要です。
「何のためにやるのか」「何を知りたくてやるのか」を意識したうえで、ぜひ今回紹介した本やツールを活用してみてください。
また、自己分析ツールの詳細はこちらの記事で解説しています。ぜひあわせてご確認ください。