そんなあなたにオススメなのが、厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag(ジョブタグ)」です。
自己分析に役立つ適性検査が無料&登録不要ですぐに受けられます。
自分の適職がわかり、その職業の具体的な仕事内容・働き方・年収までわかるので、就活をはじめたばかりの人にはとくにオススメです。
「国が提供しているツールってなんか古そう…」と思うかもしれませんが、意外に使いやすく、コロナ禍以降の最新情報もしっかり反映されています。
本記事では、そんな知る人ぞ知る便利ツール「jobtag」を使った自己分析の方法を、日系大手の元人事&国家資格キャリアコンサルタントの筆者が徹底解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
・就活をはじめたばかりの人
・簡単に自己分析したい人
・自分の適職が知りたい人
・業界研究、職種研究したい人
・就職活動の視野を広げたい人
目次
【無料・登録なし】jobtagでできる3つの適性検査とは?
厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag(ジョブタグ)」では、無料&登録不要で次の3つの適性検査が行えます。
1.職業興味検査
仕事に対する「興味」から適職を探す(所要時間:約10分)
2.価値観検査
仕事に対する「価値観」から適職を探す(所要時間:約10分)
3.職業適性テスト(Gテスト)
「能力面の特徴」から適職を探す(所要時間:約20分)
約500種の仕事の中から自分の適職を見つけられるため、「自分にあう仕事がわからない」「どんな仕事があるのか知りたい」という方にはとくにオススメです。
また、各職種における以下の情報が知れるため、業界研究・職種研究にもつながります。
・仕事内容(動画つき)
・労働条件(転勤の有無、繁忙期、勤務形態など)
・平均労働時間
・平均賃金(年齢別の年収グラフ)
・平均年齢
・類似する職業 など
1.「職業興味検査」で適職を探してみた
ここからは、実際に私が適性検査を受けてみた結果を紹介していきます。
まず、仕事に対する「興味」から適職を探す「職業興味検査」は、4分もかからず回答できました。問題はこのような感じで、全42問あります。
私の診断結果はこちら。アート・文学・研究・企画は好きな一方、機械を扱う仕事や接客業には興味ないとのことでした。
そして、この結果からみた私の適職は以下の通りです。
前職は製造業で、現在はライター&ブロガーをやりつつ、Webディレクター・Webマーケターも兼業しているので、この結果には納得です。
2.「価値観検査」で適職を探してみた
仕事に対する「価値観」から適職を探す「価値観検査」も、4分弱で回答できました。問題はこのような感じで、全60問あります。
私の診断結果はこちら。困難な問題を解決したり、努力が実を結ぶことに強い喜びを感じるようです。
そして、この結果からみた私の適職は以下の通りです。
- プログラマー
- システムエンジニア
- ソフトウェア開発
- 証券アナリスト
- バイオテクノロジー研究者 など
先ほどの「職業興味検査」とは異なる職種が出てきました!
「価値観検査」は、「今現在は興味ないかもしれないけれど、やってみたらきっとやりがいを感じる仕事」を見つけられる適性検査といえます。
3.「職業適性テスト(Gテスト)」で適職を探してみた
「能力面の特徴」から適職を探す「職業適性テスト(Gテスト)」は、限られた時間の中で、問題をどのくらい多く解答できるか調べる検査です。
約20分で回答できますが、集中できる環境を整える必要があるうえに、計算が必要な場面も出てくるため、かなり面倒くさい適性検査です。
得られる結果もざっくりとした内容なので、この検査に関しては興味のある方だけやってみましょう。
ちなみに私の診断結果はこちらです。
そしてこの結果から、8つの職業グループのうちTC(技能・テクニック)グループが適職だとわかりました。
ちなみにこの適性検査は能力を測るものではありますが、SPI・玉手箱・GABなどの採用試験で使われるWebテストとはまったくの別物です。Webテストの練習・対策にはなりませんのでご注意ください。
自分の強みが知りたいなら「ストレングス・ファインダー」
ここまで自分の興味・価値観・適職がわかる3つの適性検査を紹介しましたが、自己分析では自分のアピールポイントを見つけることも重要です。
そのため、「自分の長所がわからない」「自己PRが書けない」と悩んでいる方は、「ストレングス・ファインダー」を使って自分の強みや才能を見つけてみましょう。
「ストレングス・ファインダー」はjobtagと違って有料の適性検査ではありますが、就活生だけでなく、転職を考える社会人からも多く支持され、全世界で3,000万人以上が利用しています。
こちらの本に記載されているアクセスコードからウェブテスト(全177問・所要時間35分)を受ければ、34の資質の中から自分の強みTOP5がわかるようになっています。
34の資質
アレンジ/ 運命思考/ 回復志向/ 学習欲/ 活発性/ 共感性/ 競争性/ 規律性/ 原点思考/ 公平性/ 個別化/ コミュニケーション/ 最上志向/ 自我/ 自己確信/ 社交性/ 収集心/ 指令性/ 慎重さ/ 信念/ 親密性/ 成長促進/ 責任感/ 戦略性/ 達成欲/ 着想/ 調和性/ 適応性/ 内省/ 分析思考/ 包含/ ポジティブ/ 未来志向/ 目標志向
本当の性格や意外な長所が見つかるのが「ストレングス・ファインダー」の醍醐味です。
また、やりがいを感じる仕事・強みの活かし方・強みがマイナスに働く場面もわかるため、就職活動だけでなく、社会人になってからも役立つ内容になっています。
jobtagと違って有料にはなりますが、きっと値段以上の価値を感じられるはずです。「自分に自信がない」という人こそ、ぜひこの機会に受けてみてください!
▶︎ストレングス・ファインダーとは?就活への活かし方を元人事が解説
まとめ
jobtagの適性検査は無料かつ登録不要。自分にあう職種だけでなく、その仕事の具体的な働き方や労働条件、平均収入まで一気にわかります。
自己分析しながら業界研究・職種研究できるので、効率よく就職活動を進めたい方、就職活動の視野を広げたい方はぜひこの機会に活用してみましょう!
また、自己分析に役立つツールや本は、以下の記事でも紹介しています。ぜひあわせてご確認ください。