
第二新卒の面接は、新卒の面接とは異なります。
第二新卒ならではのポイントを押さえていなければ、どんなに優秀な人でも不合格が続いてしまう特殊な選考です。
本記事では、日系大手メーカーで第二新卒採用を担当していた元人事が、実体験をもとに選考突破のポイントを徹底解説します。
不合格になる人の特徴・合格のコツ・企業側の本音を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次
第二新卒の面接で不合格になってしまう人の特徴

第二新卒の面接に落ちてしまう人の特徴は次の5つです。
1.正直に話しすぎてしまう人
2.会社や上司のせいにしている人
3.短期離職を後ろめたく感じている人
4.自己分析が足りていない人
5.今の会社を辞めることが目的になっている人

1.正直に話しすぎてしまう人
「転職したい=現状に何かしらの不満がある」だと思います。
ただ、会社に対する不満や愚痴、転職したい理由など、なんでも正直に話してしまうのはNG。
次のような発言はマイナス評価につながってしまいます。
・評価や待遇に不満があるから転職したい
・人間関係がうまくいっていないから転職したい
・本命の会社は落ちたから仕方なく受けた など

「嘘はつきたくない!」という人もいるかもしれませんが、コミュニケーション能力も見られている面接の場では、本音と建前を使い分けることが重要です。
「これを伝えたら相手はどう思うか」といった客観力や想像力は、社会人に求められるコミュニケーションスキルの一つと言っていいでしょう。

2.会社や上司のせいにしている人
1ともつながる内容ですが、転職理由を会社や上司のせいにしている人は不合格になってしまいます。
「企業説明の内容と実態が違った」「上司にパワハラされた」など、あなたにまったく非がない場合もあるでしょう。
しかし面接の場において、他人を責めるような発言やネガティブ発言はNG。
「仕事内容に対する認識が甘かった」「会社の体質や社風を見抜けなかった」など、自分の非を素直に認めるスタンスをとった方が好印象を与えられます。

他責思考の人はトラブルメーカーになり得るため人事から嫌われます。
本心ではそう思っていなくとも、自分の非を認める謙虚な人というイメージを与えた方が賢いやり方といえます。
3.短期離職を後ろめたく感じている人
第二新卒あるあるかもしれませんが、「短期離職=悪いこと」だと思っている人が多い傾向にあります。
しかし、そのせいで自信を失い、表情や雰囲気が暗い状態で面接を受けてしまうと、マイナス評価されてしまいます。
もちろん「自分にあった会社で長く働き続けること」が一番の理想かもしれませんが、入社後すぐに転職活動することは決して後ろめたいことではありません。
むしろ、ほとんどの人が現状を変える努力や行動をしない中、勇気を出して転職活動しているあなたの決断力・行動力・向上心は素晴らしいです。
そのため、何も後ろめたく感じる必要はありません。
「行動力のある私すごいでしょ!」「もう前しか見てませんけど?」と言わんばかりの堂々とした姿で面接に臨みましょう。

「謙虚」と「卑屈」は大違い!
自分に自信があって謙虚な人は、面接ウケ◎です。
4.自己分析が足りていない人
新卒のときの就活同様、自己分析が足りていない人は不合格になってしまいます。
とりわけ就労経験のある第二新卒は、社会人としての具体的な自己PRが必要です。
- 今の会社(前職)でどんなスキルを身につけたか
- 今の会社(前職)でどんな実績を上げたか
- 仕事をするうえで大切にしていることは何か
- 成果をあげるためにどんな取り組みをしたか
- どんな課題があり、どのように対処したか

企業側が第二新卒に求めているのは、スキルよりもポテンシャルです。輝かしい実績や成果は必ずしも必要ではありません。
新入社員としてどのように仕事に取り組んだか、どのように課題や困難を乗り越えたかなど、仕事に取り組む姿勢やポテンシャルをアピールできるようにしましょう。
また、入社1年未満の場合は、就業期間が短いため学生時代のことも聞かれる可能性があります。
面接時に慌てないよう、念のため大学時代の経験も整理しておきましょう。
5.今の会社を辞めることが目的になっている人
「転職できればどこでもいいや」と、今の会社を辞めることが目的になっている人は不合格になってしまいます。
どんなにそれっぽい志望動機をつくっても、面接で色々と深掘りされたらボロが出てしまい、熱意や本気度がないのはバレてしまうでしょう。

給与などの待遇は重要ですが、それだけが理由だと「仕事に意義を見出せない→モチベーション低下→退職」となってしまう人が多いのが現状です。
そのため企業は、「志望動機に熱意がない=入社してもすぐに辞めるから不合格」と判断せざるを得ません。
また、焦って転職活動したり、手当たり次第に応募するのは、あなたにとってもよいことではありません。
早期離職をくり返してしまうと、どんどん転職活動は不利になります。
せっかく第二新卒としてやり直すなら、知名度や給与以外にも魅力があって、あなたの能力が発揮できる会社に入社すべきです。
「急がば回れ」と言いますが、ぜひ今一度どんな仕事がしたいか考え、慌てず着実に転職活動を進めましょう。

一人でキャリアを考えるのが不安な方は、転職エージェントを活用するのがオススメです。
こちらでオススメの転職エージェントを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
「一緒に働きたい」と思ってもらえる言動が合格のコツ

合格するためにはマイナス評価を避けるだけでなく、プラスの評価を得る必要があります。
新卒採用と同様、第二新卒採用はスキルよりもポテンシャル重視です。
そのため、実績や保有資格よりも「成長意欲や向上心があって伸びしろがある」「素直でコミュニケーション能力が高い」など、一緒に働きたいと思ってもらえる人が内定を勝ち取ります。
また、企業側は以下の目的で第二新卒を採用しています。
新卒にも中途にもない、第二新卒ならではのメリットを押さえておくことも合格のコツです。
- 基本的なビジネスマナーや社会性を身につけている
- 就労経験があるからこそ、地に足をつけてキャリアを描けている
- 若手ならではのフレッシュさ、素直さ、柔軟性がある
30代〜50代の中途はスキルこそあるものの、プライドが高く前職のやり方に固執してしまうところが難点だったりします。
そのため、新卒よりビジネススキルは高い一方で、新卒と同様に素直さや柔軟性も持ちあわせている人材は貴重なのです。

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まとめ:企業側の視点で考えて面接を突破しよう!

第二新卒採用は、スキルよりもポテンシャル重視です。
そして企業側は、中途にはない素直さや柔軟性を求めています。
そのため、「成長意欲や向上心があって伸びしろがある」「素直でコミュニケーション能力が高い」など、一緒に働きたいと思ってもらえるような言動を心がけましょう。
また、今回紹介した「不合格になってしまう人の特徴」に当てはまらないよう、不適切な言動は避け、客観的かつ冷静に自己分析&キャリア設計するのもポイントです。
ぜひ本記事を参考にして、これまでの選考を振り返り、企業側の視点で面接の改善点を見つけてみてください。
あなたの転職活動が上手くいきますように!
本記事が少しでもお役に立てていれば幸いです。